発電機 ナカトミ EG-1000

安売りしていたので購入。段ボールがものすごく埃をかぶっていたので1品限りの在庫処分品かもしれない。カインズホーム青梅店で¥19800(追記)販売終了していた。中国製のインバーター機が¥40000程度なので売れないのだと思う

まとめ:
・構造は2極発電機。エンジン-発電機は直結なので50Hz出力の時エンジン回転数は3000rpm、60Hzの時3600rpm
 エンジン回転数は負荷により変動し機械的なガバナーによって上記の回転数に制御される。これは負荷が一定の時で有り
 負荷変動時はこの回転数(周波数)からズレを生じ軽負荷->重負荷では低くなり、重負荷->軽負荷では高くなる。電圧も左記同様となる
・電圧の瞬時値が最大200Vあるので電子機器に使わない方が良い。電力会社のAC100Vの瞬時値は141V
・負荷調整は機械的なガバナーによるエンジン出力の調整により行われるため低負荷<->高負荷を短周期(例えば1秒間隔)で繰り返すような機器にも向いていない
 炊飯器、ホームベーカリー、洗濯機等(電子機器でもある点からも使用しない方が良い)
・燃料を最後まで使い切れないようだ、500cc以下で使えなくなるような気がする
・チョークレバーは強くチョークしすぎの感じ、レバーの中央位置くらいで十分エンジンはかかる <-(追記)中央位置の方が強くチョークが効く
・エンジンは87cc約2馬力


2014-11-19

ナカトミのEG-1000

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回してみたがかかりが悪くしかもハンチングしてしまう。運搬のため燃料コックをONにしたままキャブレターのドレンを開けてガソリンを全部抜こうとしたがキャブレター内のガソリンしか出てこない。燃料ホースを外しても数滴出てくる程度

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ストレーナーを外してタンク内を見てみるとゴミだらけ。キャブレターどころか燃料ホースが詰まるレベルのゴミも。エンジンがかかったのは奇跡か。たぶん燃料コックの所にあるフィルターが詰まっている

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中国製だが国内検品はされているようだ。たぶんその時点では正常だったのだろう

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燃料タンク内のゴミ
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
gomi.wmv MOVIE どこから入ったのか不明。燃料タンク内のゴミ。タンク内に錆は確認出来ない。一度返品された商品をそのまま売っていただけかも

燃料の出口はタンクキャップの穴から覗いても見える位置に無いので鏡を突っ込んでみる。乳白色のプラスチック部品がささっている。必要な部品だろうか?タンク、燃料コックフィルター、キャブレターを全部洗浄すれば復活すると思うが面倒すぎるので交換してもらう。売り場に在庫が無かったので入荷待ち。ハンチングの原因は ガソリン来ない->液面下がって回転数落ちる->ガバナー動作して回転数上げる->振動でガソリンちょっとだけ来る->安定すると振動少なくなってガソリン来ない の繰り返しか?

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2014-11-23

交換してきたので実験

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仕様。回転数を一定に保つ仕組みが良くわからない。キャブレター内部の負圧がバネの力と釣り合うように制御されているのか?負圧一定=回転数一定ということか。山の上に持っていったら不調になるかもしれない

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これもタンク内に乳白色の部品があるので組み立て時の置き忘れでは無さそう

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動いた物リスト その1 電動ブロアー

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マキタ MUB100 500W

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消費電力471W(安定時) 起動直後はもっと大きい

動いた物リスト その2 スライド丸のこ
太い材料を切断すれば過負荷で発電機が止まると思う。スライド丸のこで切断する物は小物が多いので止まることは殆ど無いと思う
発電機のエンジン回転数が上がるまでの遅れの影響で東電AC100Vより回り始めが穏やか

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日立工機 C7RSHC 定格1050W

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無負荷時 390W

オシロスコープで波形を見る。汚い。波形のPeak-to-Peak 400Vあるのでスイッチング電源やインバーター回路には使わない方が良いと思う。サイン波形ならPeak-to-Peak 282Vになる。インバーター回路の場合はダイオードブリッジで全波整流してコンデンサに充電するので東電AC100Vなら141Vの電圧がコンデンサに充電される。この発電機を電源にすると200Vになる。電源設計者の予想範囲外の電圧なのでどういった問題が発生するのかは回路次第になる。弱電回路用電源なら一旦12Vバッテリを充電しDC-ACインバーター回路でAC100Vを得た方が良い。安物のDC-ACインバーターは矩形波だがピーク電圧は141V付近に制御されているし周波数安定度もエンジン直結のこの発電機より比較にならないくらい高い

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無負荷時

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電動ブロアー470W使用時

波形変動
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
hatudenki3.wmv MOVIE 周波数も電圧も変化する。エンジン回転数が発電周波数そのものになる。高音がブロアーの音。風量は最大にしてある。最高回転に達するまでは音は静か

燃料を燃料コックから抜くのは困難だった。サイフォンを使った方がずっと早く抜ける。燃料の出口が燃料タンク内に出っ張っていて全部抜けない感じ

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キャブレターのドレンねじ。固く締まっていてドライバーで回せず。インパクトドライバーを使うとねじ山をなめずに外せる。先端は尖っているので無くすと面倒なことになる

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2015-02-28

動いた物リスト その3 高圧洗浄機 一般的な高圧洗浄機は無理だと思う。これは威力が弱いのでバイクの洗車や車のエンジンルームの洗浄に使っている

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定格200W

12V出力の無負荷波形。peak to peak 30V近くある。バッテリの充電にしか使えそうも無い

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2015-03-01

LTspiceでノイズフィルターのシミュレーション。緑が入力波形。紫が出力。33Ωは負荷。28mHはコイルと言うよりトランスのような大きさになる。コイルのインダクタンスが小さすぎると効果が無い。中途半端だと共振してしまって無い方がまだマシ。大きすぎると波形は滑らかになるが損失が大きくなって電圧が下がる

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2016-12-14

出力波形が汚いので整形する。DC12Vはスイッチングレギュレータ。AC100VはLCフィルター。スイッチングレギュレータは買い置きがあったNJM2367。性能が悪かったらシリーズレギュレーターに変更する。AC100Vはチョークコイルの電線が細いので200W程度が限界。工具用の充電器が使えれば良いので200Wで十分なはず

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秋月電子でセット販売されている物

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回路図。もう少し変更する予定

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基板レイアウト

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AC100V用のチョークコイル35mHとコンデンサ25μF

2016-12-15

フライス盤で切り出してみた。固定する必要があるので作業効率は良くない

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安定化電源を入力にして動作テスト

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約2A流してこんな波形。スパイクノイズが大きい。0.1V程度ある。スイッチングレギュレータIC NJM2367はヒートシンクが必要、3本足ダイオードは熱くならない

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回路図。コンデンサは買い置きしてあったものを使ったので容量にあまり意味はない

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回路図と基板レイアウト
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
DC-DCfilter.zip EAGLE プリント基板CAD EAGLE V4.15以降用

2016-12-19

トランスで電圧を落として整流する普通の電源を後段に入れた時のフィルター有り無しシミュレーション比較

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L2,L5の両端電圧波形。フィルター有りはほぼ正弦波

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負荷R1,R2の電圧波形にあまり差はないが電圧が上がってしまっている。電圧が上がるとシリーズレギュレータで平滑化している場合発熱が大きくなるため設計やり直しになる。抵抗負荷なので電流波形は電圧波形と同じ。フィルターが無いと少し波形がギザギザしているだけ。波形の形状そのものは大差ない

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C1,C4の電流波形。緑がフィルター無し。瞬間的に流れる電流は2倍近く差がある

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完成したフィルター。2Aのヒューズで過電流保護。今週末か来週にテストする

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念のため動作確認

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ショートしないように木片に張り付け

2016-12-31

実験。負荷は100W電球。フィルターを入れる前の波形は 2014-11-23 の記事を参照

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LCフィルターを入れた波形。電圧ピークが170V程度あるがほぼSIN波になっている。電圧を変えたい場合はトランスを使う。絶縁する必要はないので単巻きで良い。200Wなら約¥3000。25μF 370VACフィルムコンデンサーが¥771、35mH 2Aチョークコイルが¥1945。ケースを入れると¥9000程度になるがそこまでする必要があるか考えてから進める

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スイッチングレギュレータを経由した12Vの電圧波形。AC成分だけ。ノイズは大きいがこのまま使う。そもそも12Vを使用する機器が殆どないので性能を追求する意味が無い

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2017-01-01

しばらく使わないときはガソリンをサイフォンで抜けるだけ抜いて残りをスポイトで吸い上げぼろきれをタンクの口に突っ込んで蒸発させる。燃料タンクのガソリンコックは開けたままキャブレターのドレンからガソリンを抜いて1日乾燥。その後厚手のビニール袋に入れ湿気を避けて保管。ガソリンが残留している可能性があるのでビニール袋は完全には密閉しない。キャブレターのドレンもガソリンコックも開けたまま。これで完璧。次回使うときはキャブレターのドレンの閉め忘れに注意

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2017-02-13

丁度良いサイズのケースが無いので木製ケースにする

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材料切り出しほぼ完了

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2017-02-16

組み立て

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配線

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正面

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背面。ヒューズはAC100Vだけ。12Vは無し

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裏面

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