2014-01-09
材料はこれ。赤身と白身が半々程度の物を1束買ってきた。杉板約¥1600。これを集成材にして箱形状に組み立てる。集成材を買ってきた方が手っ取り早いが長手方向に継ぎ目があると弱くなるのと割高になるので集成材自体を自作する。生材でまだ乾燥していない。屋外乾燥2~3週間。室内乾燥2週間の予定。屋外乾燥させて杉の匂いがほぼ消えたところで室内に取り込む。容量は45リットルサイズ。防水方法は
・ホームセンターの45リットルケースを中に入れられるようにする
・FRP仕上げ
のどちらか
バイクの荷台は平ら。シートの方がやや高い。給油口がシート下にあるのでシートにかぶらないように作るか簡単に取り外せる機構が必要。シートは前ヒンジ
2014-01-10
これが純正のリアボックス。空力は良さそうだが色といい形といい違和感大。Sh modeのデザインもかなりアレだけど最近の自動車メーカーのデザインは何か間違っていると思う。
かなり後ろに付く。日本では二人乗りすることはあまりないのでもっと前に付いた方が良い
2014-01-19
室内乾燥開始
取付金具はこれで行こうと思う。イマオのボールインキャッチャー。抜き差しに要する力は約1.5kgf。ロックをかけると抜けなくなる。バイクのリアキャリアには穴開けが必要。φ20mmの大穴になる。
2014-01-22
箱は2タイプ作る。カインズホームの45リットル¥1000を直接取り付けるタイプとこれがちょうどはいる大きさの木箱
ヘルメットは2個入らない
荷台の4カ所の穴は距離が近いので大きめの板を使って間接的に固定する必要がありそう。
2014-01-31
重かった板もだいぶ軽くなった。来週天気が悪くなければ細切りにして集成材を作る。薄板は大体2週間で周囲の環境になじむ
2014-02-03
大きく反ってしまった物を除いて
細切り
細切りにすると反ってしまう物があるので更に選別して
コーススレッドで両端を串刺しにしてから自動カンナをかける
カンナがけ終了
自動カンナに入るのはこの幅まで。側面は問題ないが天板はカンナがけした後に接合する必要がある。底板は方向性がない方が良いので合板を使う
雨の日に走る可能性は低いので防水性能を犠牲にして中に篭が入る大きさに変更。幅はほぼ同じで高さ前後長が少し短い。リングスターの工具用篭
接着剤を大量に塗る。タイトボンドを使用。
クランプで押さえ込む。押さえの添え木がくっつかないようにラップで挟んである。その分乾燥が遅くなる。ラップはOPPシートなので接着剤は付かない。本来は花束用。
2014-02-04
かなり段差があるがカンナをかければ平らになる。現在の厚さ13mmを7mm程度まで薄くする。実際の厚さは重さで判断。
2枚目プレス中
鍵はこれが良いか
2014-02-05
2枚有れば十分だが予備にもう一枚作っておく。今回は普通の食品用ラップを使った。接着剤の種類によってはくっついてしまう。タイトボンドはどうなるか不明
必要以上に開かない蝶番
これも同機能。やや高価
2014-02-06
食品用ラップも接着剤が着かないようだ。きれいに剥がれた。
2014-02-20
蝶番が届いた。全閉と全開で保持機能があるがちょっと固い。
気温が低くていつまでも溶けないので除雪した。
2014-02-21
荷台はボルト3本で固定されているが1本はカバーを外さないと頭が見えない
カバーを固定しているクリップが壊れた。部品番号で検索すると販売店は直ぐ見つかる。このクリップはドライバーの先端などでクリップの中央を3mm程度押し込んでから引き抜くと外れる構造になっている
ドリルで穴開けをする前にフライスで下穴を開けておく。フライスだと既存の穴と偏芯した位置に穴開けすることが出来る。ドリルで穴開けすると下穴にガイドされてしまって芯がぶれる。
13mmフライス->16mmドリル->20mmドリルで穴を広げていった
裏側。削って薄くした。削らないとねじ山のかかりが浅い。強度は低くなったがベトナム人が3人乗りしても大丈夫なように設計してあるはず
箱が無いときはこの状態になる。メーカー製だと箱を外してもプレートが残ってしまう。しかも黒くてかなり不細工。GIVIの箱が日本で使われ始めたのは今から20年ほど前からだったと思うが今も箱を外すと不細工なラックが見えてしまう状況は変わっていない。
2014-02-22
箱の底面は木製のスパイダーを貼り付けて補強する。この構造にすれば軽い杉板を使っても強度は十分取れると思う。
2014-03-04
スパイダー用のテンプレートを作る
大きい円盤はスパイダーの中心部。小さい方は足の先端
2014-03-12
アルミの台座を切り出す
これはプラスチック箱用の台座になる
タイトボンドIIIは劣化していた
普通のタイトボンドを使う。ビスケットで接着
正確に90度に切れるのであればまとめて接合できるが間違いなくうまくいかない。2枚ずつ貼り合わせるのが無難
2014-03-13
薄くした。貼り合わせると大きくて自動カンナに入らない
ビスケットを使って接合。はみ出した接着剤が付かないようにマスキングしてある
底板の補強。これを丸く切る
アルミ底板をフライス盤で加工
ピンを植えてみる。周囲の穴はコーススレッド用。中心の穴は位置決め用。旋盤で周囲を削るときに中心がどこか解らないと困る
2014-03-14
外周切削
アルミ底板2枚完成
2014-03-15
これはスパイダーになる
2014-03-19
木箱のスパイダーの補強板。強度を上げるため木目の方向を90度ずらして貼り付ける。
横はぎ材をビスケットで接合。スパイダーの腕の部分
2014-03-24
ルーターで丸く仕上げる
4回に分けて外周を仕上げる。テンプレートはセンタードリルを突き刺して動かないようにしてある
貼り合わせ。接着剤を塗ると滑りやすくなるので簡単そうで難しい
集成材をカンナがけ。厚さ約9mmでかなりペラペラな感じ。もっと薄くする予定だったがこれ以上薄くすると弱くなりそう
2014-03-25
グラノールで塗装。6回塗り
木箱のスパイダー外形整形
骨組みは駐輪場の余り材から切り出す
2014-03-26
オニメナットを植えた。塗料が完全乾燥すると下のキッチンカウンターと同じ色になる。グラノールを厚塗りすると水を通さなくなるので乾燥まで1~2週間かかる。高価だが素人でも耐水塗装が出来るので水がかかるところには最適。表面はテカるが木目の凹凸は残る。耐久性もあるので塗り直しが面倒な箇所にも適している。
2014-03-27
重さは3.6kg
台座が1.6kg
2014-04-01
箱に穴開け。リブを削りながら開けないといけないのでフライスを使っている
台座にはステンレスの大型ワッシャを使って固定。低頭六角穴付きボルトを使っているので出っ張りが少ない
締め付け工具は自作
取り付け完了
下から覗き込む
林道を走って揺さぶってみた。前側を支点にして後ろが浮いた状態で固まっている。押し込めば元に戻る。ロック機構があるので抜けないが上下方向にはかなりガタがある。スーパーに買い物に行くだけなら問題ないが長距離ツーリングなら確実に固定したい
2014-04-02
狭いがシンプルにねじ止めにしてみる。インスタントコーヒーの蓋はφ60mm。このサイズではやや大きすぎる感じ。大きい方が回しやすいが逆に緩みやすくなると思う。ねじが効いているときは4本のピンは単なる回り止め
M10のタップを切った。3山あるので強度は問題ないはず
荷台は普通のバカ穴。φ10.5mm
2014-04-10
M10ボルトにかぶせて使うノブを使っている
近くの林道で再テスト。今度は問題なし。500~600km走ったら緩むかもしれないが給油のため200km程度で外さないといけない
2014-08-23
これは蓋の部品。中央の板はまっすぐ貼り合わせるためのガイド
2016-11-20
概略図。2重構造にするのでかなり重くなりそう
これがちょうど入る大きさにする。ホームセンターの半透明箱にこの籠は入らない。スーパーのレジでこれに直接入れてもらうとレジ袋に入れる手間を省略できるし何も言わなくてもエコポイントが付く。スーパーの標準的な籠のサイズよりやや大きい
2016-12-16
ウッドデッキのあまり材なので製材しないと使えない。束ねて直角を出す
若干曲がっているが問題ないレベル
ルーターで凹に掘って杉板を埋め込む予定だったが色の差がなさすぎるので取り止め。蓋の側面は桧板だけにする
蓋だけでこの重さ。ちょっと重い
ルーターで掘った。300g軽くなった。続きはルーターテーブルを作ってから
2017-09-27
板をはめ込む箇所を組み立てる前に掘っておく。重かったので自動カンナで少し薄くした。この部品だけで1kg。削る前は1.6kgあった。へこんでいる箇所の厚さは3.5mmしかない
ビスケットを使ってある
角は後で加工する
2017-09-29
20x20mmの角材を切り出す。自動カンナで削って節のある部分を取り去ると1/5程度の体積になってしまう
ルーターでL字カット。いきなり深く切り込むのは無理なのでガイドのほうを固定して切り込み深さを増やしていく。逆に深さ一定でガイドをずらしていく方式だと切削抵抗が大きく暴れる。手前から奥に向かって送り込む通常の使い方ではアップカットになるので切断面は荒れる。特に出口は欠けてしまう。奥から手前に向かって送ると刃物の回転によって吸い込まれるので危険であるが切断面はダウンカットになりきれいに仕上がる。
2017-09-29
組みあがるまで強度の無い危うい形状
コーナー部の加工
木口を突きつけているので板が嵌るまで接着強度は低い
集成材の幅を60mm増やした。このサイズまではぎりぎり自動カンナに入る。クランプで挟むと凹上に反るので上に重りを置いている
2017-10-05
この板は大きいので丸のこ盤が使えない。少しだけ削りたいときは定規をあててフラシュビットで削るとよほどへたくそでない限り0.1mm程度の精度は出せる
蓋の天板をはめ込んで接着
接着失敗。クランプで締め付けている間に固まってしまった。木が乾燥していると接着剤の水分を吸収して硬化が速い。乾燥しているときは接着面を水で濡らして硬化時間を遅らせる。それを忘れるとこうなる。天板は厚さ7.5mm、側面は6mm。剛性は十分。もっと薄くても良かった
2017-10-06
ここまではクランプで挟めるので組み立ては容易。この後は箱型に組み上げてから板をはめ込むので難しくなる
長期放置したらこんなに焼けた
2017-10-08
接着。使っているのは接着剤だけ。板をはめ込む時に叩き込んだりすると取れるはず
2017-10-12
これくらい拘束しないと隙間が空く
側面が完成したので蓋を被せてみた
角はこれをテンプレートにして丸めた
2017-10-26
サンディングと面取り。週末また雨が降りそう。作業を始めてから雨が多くなかなか前に進まない
2017-10-29
補強取り付け。ヒンジには強力なバネが入っているので補強しておかないと開ける時変形してしまう
スパイダー組み立て
貼り付け。クランプで挟めないので突っ張っている
中はこうなっている。踏み台の上に分厚い鉄板を置いてその上に箱を被せている。木工はこれでおしまい
2017-11-01
この金具は箱を木材で作ることは想定していないようで出っ張りが邪魔。木材を想定したと思われるものは別にある
この出っ張りはこの位置にするのが仕様。但しこれだと蓋の取り付け穴3つのうち下側が低すぎる
掘って逃げを作った
オイルステイン塗装。余っていたオスモカラー。5年以上前に買ったもの。クリヤー塗装すると湿った黄色になるのでクリヤーと白を70%+30%で混ぜて使った
2017-11-15
蓋ががたつくのでスポンジを貼った。閉まりにくくなったが痩せるかもしれないのでしばらく様子見