玄関ポーチ修理

実家の玄関ポーチの修理

まとめ:
・モルタルは厚塗りしてはいけない10~15mmが限界。厚塗りすると反って下地から浮いてしまう。厚塗りする必要がある場合は複数回に分ける
・ハイモルエマルジョン等の添加剤を入れると下地と剥離しにくくなる。欠点は作業後の洗浄に非常に時間がかかること
・市販のプレミックスモルタルは既定の水量だとかなり固め。作業性は悪いがDIYに向いている。余計なセメントを押し出すにはバイブレーターが必要
・素人工事の場合1回に練るタイルセメント、目地セメントの量は2リットル程度。それ以上にすると途中で固くなって逆に作業速度が落ちてしまう
・作業を中断する場合はセメントをビニール袋で覆う。そのまま放置すると10分程度で表面が乾燥し始めるがビニール袋で覆うと1時間は持つ
・酸洗いの塩酸は業務用のトイレ洗浄剤が流用できる。キレート剤が若干入っているがほぼ希塩酸そのもの


2018-11-05

こんな造り

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側面も同じものが張ってある。たぶん自然石。スレート?。剥離するように割れるタイプの物

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試しに1枚剥がす。周囲の目地はボロボロ。目地から侵入した土が裏側に回り込んでいる。白いのはエフロか?全体の面積の1/3程度でしかくっついていなかった感じ

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上面を全部剥がした。簡単に剥がれる。同じ工法で施工したらまた剥がれるかもしれない。夏場このタイルはものすごく熱くなる。下地との熱膨張係数がかなり違っているのではないかと思う

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空ねりしたモルタルで高さ調節してその上にセメントを水で溶いた物を塗って貼り付けるよくある工法。空ねりしたモルタルはそのうち水を吸って中途半端に硬化する。櫛目ごての跡が付いているがセメントノロを櫛目ごてで均したのだろうか。普通は接着剤を使う工法で使うが櫛目を付けたほうが高さ調節しやすいのかもしれない

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問題点はタイル剥がれと目地。それと雨水の侵入。正面から雨が吹き付けると玄関内部に雨水が侵入する。たぶんここから

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玄関内部。水が溜まるほど雨水は侵入しないがこの板が水を吸ってしまう。この板は位置から推測して土台に直接貼り付けてあるのではないかと思う。目地に少しエフロが出ている

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側面は30cmサイズを切らずにそのまま貼ってあると思う

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ウッドデッキを先に作ったのだろうか。側面の施工が雑。ウッドデッキも併せて修理する。ウッドデッキとポーチの高低差は10cm程度なのでウッドデッキ無しで全部ポーチと同じ構造でも良かったように思う

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2018-11-06

屋外床タイル用の接着剤が無いかINAXのカタログを調べてみたが存在しない。セメントで接着するしかないようだ

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頑丈に張るなら「改良圧着張り」。床の下地とタイル両面にモルタルを塗って張る方式。英語だとback butter。このキーワードでYoutubeを検索するとなぜback butterが良いのか説明した動画が見つかる。セメントペーストを流してタイルを上に乗せただけのセメントペースト貼りは20mm以上の分厚いタイル用とある。建材の施工方法については建材メーカーのカタログに載っている通りの施工をするのが一番良い。カタログにある敷モルタルも練ったものでバサモルタルでは無い。バサモルタルはメーカーに否定された工法なのだと思う

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接着剤ではないが専用モルタルがある。これを使ってみようと思う

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2018-11-13

スイカの砂栽培に使った砂を洗う。土は入っていないが根が腐ったものが少し残っているはず

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200リットル程度ある

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2018-12-03

バサモル層を剥がす。下地にくっついている箇所もあるが大部分はペロッと剥がれる。層は厚いところで50mm、薄いところで30mm。この差が水勾配になっている

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建築の本にはコンクリートの打ち継ぎはレイタンスを除去してからとあるがポーチのように強度の必要ない物でもやったほうが良いと思われる。矢印はレイタンスを落とした部分。下地と密着していないので植木鉢を置いたときなどに明らかに浮いた音がする。レイタンスは0.2~0.3mmはある感じ。高圧洗浄機で落とせるらしいがケルヒャーは業務用と比べると低圧なのでうまくいくか不明。ダメならワイヤーブラシで削り落とす。風雨にさらされていれば数年でレイタンス層は消滅するはず。それまで待っていられない

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バサモル層除去完了

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0.26立米

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小さなポーチでも大量の産廃が出る。ガラ10袋

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2018-12-04

正面のタイルも簡単に剥がれる。深く埋まっているので掘らないと取れない

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問題の雨水侵入箇所。しばらく雨は吹き込んでいないが湿っている

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木材は大きめに削り落としてエポキシ樹脂の防壁を作る予定。黒っぽくなっているのは防腐剤か何か。作業中断してしばらく乾燥させる。木材の断面積から予想するに2カ月程度乾燥させたほうが良いが凍結する気温になってしまうのであまりのんびりしていられない

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2019-02-27

タイル用のエポキシ接着剤1kg。3か月間雨はほとんど降らなかったので十分乾燥したと思う

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エポキシ接着剤は若干の弾力性があるのでひび割れしないと思うが固まってからもう一回上塗りする予定。気温はまだ低いので固まるのは遅いはず

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2019-04-12

更に接着剤を盛り付ける。下地が無いので成型がやりにくい

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ラップを貼って木片で成形。止水は出来ているが形状はもう一回成形しないとダメな感じ。今回使った量は1.4kg

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2019-04-18

コンクリートの表面はレイタンスではないような気がする。クリーム色をしている。削り落とすと灰色のコンクリート色になる。高圧洗浄機では落ちなかった。ワイヤーブラシで削るしかない

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こういうタイプのものを塗ったのではないかと思う。それが効かずに剥がれた感じ

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ドアの下側が当たっているので外して2mmほど切り詰めた

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エポキシ接着剤で修正

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2019-04-24

ワイヤーブラシは出っ張った部分しか削ってくれない。ダストカバーは園芸用のポット。ダイヤモンドカッターで削るのが一番作業効率が良かった

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完全に落とせなかったがモルタルは食いついてくれると思う

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2019-05-02

モルタルが張り付くか実験

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2019-05-07

5日前に盛った物を横からたたいたら簡単にはがれた。はく離した面を見ると気泡が多い

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もともと施工してあった物との比較。密着した面積は今回実験の物の方が大きい。上面なので浮かない限り強固に接着できている必要性はないがタイルの熱を下地に伝達できる十分な面積で接着できていないと熱で剥がれるような気がする

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上側にタイルが貼ってあった。上側は充分な水分があって固まった感じ。下側はざらついた感触

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目地は専用のものだと思う。セメントより色がかなり濃い

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モルタルを均すための枠を貼り付けていたところで雨。中断。コンクリートとモルタルの境界面に接着増強剤を塗布する工法もあるが接着剤によって熱抵抗が大きくなると逆効果。タイルが真っ黒で熱を持ちやすいので下地に熱を逃がせなければまた剥がれると思う。接着増強剤の主成分は木工用ボンドと同じ酢酸ビニルで本当に効果を発揮するのか怪しいところがある。モルタルに接着増強剤を混和する工法もある

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2019-11-06

ポーチのスラブはかなり厚い。薄ければ剥がそうと思ったが無理

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雨がかかる部分を銅板で覆う

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ついでにやるつもりだった庭木の剪定。この写真の上端まで枝があったが短く切り詰めた

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量が多くこれだけで1日が終わる。手前の枝が邪魔で奥に届かなかったりで脚立の移動回数が多く時間がかかる。踏台は低すぎて役に立たなかった

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2019-11-10

銅カバー完成。0.3mmでもかなり固い。熱が逃げやすい部分は60W半田鏝では容量不足。2枚の突きつけなら60Wで可能。3枚が集まる入隅のカドがギリギリ溶けない。1000Wのヒートガンでもかなり長時間あぶる必要がある

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2019-11-20

変成シリコーンをたっぷり塗って貼り付け

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はがれやすそうな場所は真鍮釘で固定している

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右側も同様

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2021-03-24

下地モルタルの型枠。手前は合板、奥は鉄パイプ。合板はビスコンで固定

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鉄パイプの固定はこんな感じ。パイプの下に差し込んである黒いクサビは建築用の市販品

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2021-03-25

から練りしてから水を入れる

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やや硬め。ドロッと流れてしまうようでは柔らかすぎ

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6時間かかった。から練りが一番体力を消耗する。右側は固まってから鉄パイプを抜いた後に埋める

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2021-03-30

ひび割れ。叩くと浮いているのがわかる。かなり表面を荒らしておかないと密着はしないようだ。そのまま続行する

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それほど平面は出ていない

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型枠の鉄パイプを取り去ってから隙間を埋めた

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2021-04-05

イナメントタフは通販で買うと送料が¥2000にもなったので止めた。どこのホームセンターにもあるこれを使おうと思う。タイルは400x400サイズでしかも黒いのでそのままのサイズではまた剥がれると思う。4分割して使う。簡単に切れるか不明

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T-2とT-3は施工時の塗り厚の違いだけだと思う。仕様上は塗り厚の薄いT-2の方が接着強度は高い

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車検のついでに少し作業をしようと思ったがあいにく雨。やることが無いのでトイレに棚を付けた。ちょっと大きすぎたような気がする

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2021-04-06

長期放置してしまったので泥汚れを落とす

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ダイヤモンドカッターで切断。普通の石材のように固くない

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2枚買ったが1枚で十分だった

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2021-04-08

十字目地にするとサイズのばらつきが目立つので少しずらす

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2021-04-13

タイル割りつけ。奥はかなり小さく切る必要がある

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下地モルタルが浮いてしまっている。凹型に反ったということだ。やり直し確定なので割る

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ここは約4mm浮いている。ハイモルエマルジョン等を混入しないとダメかもしれない。下地用のプレミックスモルタルもあるが高価。下地コンクリートの不陸が何mmあるのか計測してから工法を決めることにする。モルタルは全部はがして産廃として処分。全く下地コンクリートに食いついていなかったので簡単にはがれた。モルタル板370kg処理費用¥2200。不陸が10mm以下なら直貼りという方法も可能。もっと大きければ混和材を入れたモルタルかプレミックスモルタルで下地を作ってからタイルセメントで貼り付け。DIYには次の現場は無いので材料を使い切れることが重要。不陸を計測しないと材料が余るかどうか計算できない

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2021-04-15

下地用のプレミックスモルタルの価格調査。約¥1500。練りあがったモルタルは1袋で19リットルになる。近くのホームセンターでは昭和電工建材のハイモルシリーズと日本化成のNSゼロヨンしか置いてない。ゼロヨンは約¥1900。ホームセンターで入手できないと足りなかった時すぐ買いに行けない。プレミックスモルタルはたぶん壁の下地材として使われるものでその金額から床用には使わないのではないかと思う。どれも塗り厚は10mm以下と薄塗り用で床面の不陸が大きい物には不適。今回失敗の主要原因は厚塗りであるころに疑いの余地はなく不陸が大きい場合は複数回に分けて調整をするしかない。不陸を一回で調整するのは元々の施工通りバサモルを使うしかないのであろう。但しそのように施工すると基礎スラブとの剥離が問題になる

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モルタルを厚塗りしてもしっかり食いついてくれるのは散水ヘッドがおいてある場所のように砂が表面に見えているような状態でも不足。その右のように完全コンクリートが劣化して砂利が見えている状態であればその凹凸面に幾何学的にかみ合って剥がれなくなる

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拡大するとこの程度の荒れ具合。正しく打設されたコンクリートなら50年経過してもこのようになることは無い

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2021-04-22

不陸測量。鉛筆の先端の高さを基準にする

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結果

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全体的に右下がり。手前へは水勾配があるので下がっていてよい。但し若干凸型

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これだけ盛り付けると平らになる。体積にすると72リットル。プレミックスモルタルだと4袋

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1回で塗れる厚さを10mmとすると1回では絶対無理。3回塗る必要がある。モルタルを3回積層して問題無いだろうか。マイナス数値は削らないといけないことを意味する

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2021-05-13

一か所酷く出っ張っている個所を削ろうとしたら深く剥がれた。表層のコンクリートはかなり浅いかもしれない。モルタル剥がれの問題が解決しなければ全部はがしてみる

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ハイモルエマルジョンを買ってしまったので樹脂モルタルの実験。下地に希釈したハイモルエマルジョンを塗る。そしてしばらく乾かす。上にモルタルを塗るので完全乾燥する必要性は無いはず。主成分は酢酸ビニルのようなので再度水分を吸えば溶ける

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モルタルにもハイモルエマルジョンを入れる。入れる量はモルタル重量の約5%

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粘度の高いモルタルが出来る。軽量モルタルのような感じ。但しずっと重い。やや硬練りにした。粘度が高くなるので壁面にもよさそう。粘度が高い分だけ体力が必要になるので広い面積を塗るとたぶん疲れる

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水が移動できなくなってしまうようでいじっても水が浮いてくるようなことが無くなる

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表面を刷毛で撫でて2層目の食いつきを良くしておく。1週間ほど放置して剥離しないか確認する

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2021-05-26

10日以上経過しているがハイモルエマルジョンを入れると白くならない。ひび割れもなくしっかり密着している

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2021-06-03

40cm間隔でビスコンを打って高さ基準にする

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乾燥防止。1回で下地を完成させるのは無理と判断

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2021-06-23

ハイモルエマルジョンを混ぜたモルタルはこびりつくと簡単に取れない。プラスネジの頭に埋まったモルタルの除去は苦労する

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細かくひび割れしているが剥離はしていない。砂には案外大粒の物が混ざっていてあまり薄く塗ることは出来ない。仕上げ用の少し高い砂は大粒の物を取り除いてあるが一袋¥200程度の安い砂は大抵大粒が混ざっている

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NSハイフレックスを塗布してからNSタイルセメントT-3で貼り付け。標準施行量で65枚晴れる計算なのだが45枚しか貼れなかった。高さ基準にしているビスコンを半回転ねじ込んで1.5mm低くした。タイルセメントは貼りやすいが直ぐに固くなる。1回で2kg程度練って貼り付けている。これ以上多いと途中で固くなって作業困難になる

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2021-06-28

日陰になるのは3時過ぎ。それまで暑いので日よけをかけた

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水勾配がある方向はビスと既に張ったタイルとの段差を確認。水平方向は水準器。タイルセメントはそれなりに硬いのでバイブレーターで振動をかけて余分なセメントを押し出す。バイブレーターは中国製。Aliexpressで¥6000程度。下地にセメントを少し多めに塗ってタイルを載せてバイブレーターをかけるとタイル全面にセメントが付く。目地の隙間から押し出されてくるセメントを取り去るのが面倒

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2021-06-30

側面は下側を押さえておかないと動いてしまう。手前は砂の上に木材を置いてタイルを受けている。その先は合板をビスコンで下地に固定。タイル上方は上面に張ったタイルを基準にする。垂直方向は水準器で確認。低い位置の作業は体力消耗が激しい。しゃがんでいるので楽な姿勢に見えるが実際は重労働

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2021-06-30

休憩中そのままにしておくとタイルセメントが乾き始めるのでビニール袋に入れておく。昼休みが終わったら新しいセメントと混ぜて使う

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2021-07-07

貼り終わり

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下地をもっと厚くする予定だったので銅板が下までない

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角のタイルは裏面を面取りしてある

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2021-07-15

NSメジセメントM-3濃灰色。普通のセメントより少し黒い程度

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作業をはじめらた雨。約1時間半中断。自然石は雨で見た目が大きく変わる。作業は夜の8時までかかった。目地セメントは案外固いので目地に流し込めるわけではない。鏝で押し込まないと入っていかない

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2021-07-16

タイルは真っ白。このタイルは玄昌石というものらしい。新品であれば上のタイルは下側に載せるようにして小口を見せるのが正解だと思う。施工から20年程度経過して風化も始まっているので小口が脆くなっている。セメントは塩酸で溶かす。500mL1本で足りるか?。35%なら十分のはずだがネットで調べると5%程度の物もある。酸洗いは5%程度の物を使う

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目地セメントで埋めたが割れるかもしれない。銅板のコーキングが早くもひび割れている。1年でひび割れたのは高温が原因か?日陰になっている時間が短い左側はひび割れていない

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2021-07-22

作業開始前

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目地には僅かにひび割れが確認できる

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10%塩酸。結局1本では足りなかった。追加購入しようとしたが在庫切れ。メーカーの直販店も在庫切れ。濃度はサンポールと同じであるがサンポールは洗剤成分が濃くて洗い流すのに苦労する。薬局へ買いに行ったが「10%以上の塩酸」と言ってもクエン酸の小瓶が出てくる始末。そもそも言葉自体が通じない。昭和の時代はどんな薬局でも当たり前のように35%が購入できたがネットでも35%は購入できない

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一回酸洗いしてこの程度落ちるが、この後が落ちない

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一本使い切ってこの程度。思った以上に凹面に入り込んだセメントが溶けてくれない

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正面側。ここは垂れるのでさらに溶けにくい

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2021-07-29

10%塩酸が入手難なのでこれを使った。モノタロウのトイレクリーナー。主成分は塩酸でサンポールの洗剤成分が無いものと理解すればよい。とろみも付いていない。臭いも塩酸そのものでサンポールのように洗剤臭は無い。5リットルで約¥1500と安い。使ったのは400cc程度で殆ど余ってしまった

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厚くこびりついている物はトイレクリーナーをブラシに付けて回転させると反応促進になる。少し弱いがポット洗浄用のクエン酸を蒔いて飛び散らない程度に水で湿らせ回転ブラシでこすっても落ちる

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ひび割れていたのでやり直し。普通のシリコンコーキング。前回使ったひび割れたものは変成シリコン

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枕木はだいぶ腐っているので石に交換する。地面からポーチ上面まで200mm。枕木上面まで100mm。幅1500mm、奥行300mm

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2021-08-04

枕木は置いてあるだけなので簡単に取れる

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ジョイフル本田瑞穂店に現品限り1枚¥1500のインド産があったので4枚使った。表面はビシャン仕上げになっているがあえて欠けがある物を選んできた。きれいすぎる物は人工石に見える。立ててある石は地面に10cm以上埋まっている。両サイドの御影石は最初からあった物。玉砂利も同様。上面は置いてあるだけ

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2021-11-18

施行から3カ月半経過。叩いてみたが浮いている所は無い

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