インクジェットプリンター 購入:2004-11末

プリント基板のマスクパターン用に購入しました


EPSONの最新型A3インクジェットプリンター PX−5000 です。ロール紙が使えるので長尺物の印刷も可能です。模型飛行機の主翼の実寸図面も一度に出力できます(CADがそれに対応できているか不明です そのうち試してみます)

OHPフィルムに印刷したプリント基板パターンです。とてもきれいに印刷できています、この写真ではパターンが真っ黒に見えますが、光にかざすとかなり透けて見えます。感光基盤で露光/現像してみましたが実用上問題ありませんでした。レーザープリンターは加熱されてフィルムが変形しピン数が多いICソケットが刺さらなくなることがありますがインクジェットプリンターはそれが全くありません。

(2004-12-08 追記)
透けて見えるのはフォトブラックで印刷されてしまうためのようです。プリント基板パターンを多数テスト印刷していたらフォトブラックだけ減っていたので気づきました。マットブラックで印刷すれば透けないかもしれません。カートリッジを交換してみようと思いましたが差し間違え防止の突起がカートリッジについているため加工無しには交換できません。

(2004-12-12 追記)
フォトブラックとマットブラックを入れ替えました。インクカートリッジの出っ張りとプリンター側の切り欠があわないと差し込めません。インクカートリッジ側の出っ張りを切り取って差し替えました

右が差し替え後です。


左がフォトブラックでOHPフィルムに印刷したパターン。右がマットブラックで印刷したパターンです。透け具合がわかりやすいよう液晶ディスプレイに真っ白な背景を表示させて、その前にOHPシートを貼り付けて撮影しています。マットブラックの方が3倍くらい濃い感じです。光もほとんど透過しません。マットブラックで感光させた方がエッジがきれいに仕上がります。

OHPフィルムです。50枚入りで¥2971−でした。1枚約¥60−なので再印刷も気軽に出来ます。


2006-05-20
最新のプリンタであればローエンドの機種でも十分きれいにマスクパターンを印刷できます。


2005-07-23追記
プリンター台は板厚30mmのパイン集成材ですが1年間でだいぶ曲がってしまいました。プリンターをどかしても曲がったままです。


不細工な工法ですがSPF材で曲がりを修正しました。天板の上から65mm長のコーススレッド3本(合計6本)で固定しました。


コーススレッドというのはこれです。金槌で打ち込むのではなくドライバードリルでねじ込みます。


このプリンター、使わなくてもインクがどんどん減っていきます。一色でもなくなると印刷できなくなるみたいです。再生品でも8色¥5000するのでかなりの出費になります。これは再生品のインク。送料込みで¥5000ちょっと。


追記
青(シアン)だけが無くなって印刷できなくなった。白黒印刷したいのでカラーインクは使わないのですが1色でもなくなると印刷できない仕様はいただけません。何故なんでしょ?


再生インクはエプソンの純正カートリッジを使っています。うっすらとEPSONの文字が透けて見えてます。


カートリッジを振ってみるとまだ中身残っていそうなので開けてみました。


何だか大量に残っています。それでも空であるとされてしまうのはたぶんこいつのせい。インクの量を監視しているのかと思いましたが単なるプロテクト用のチップみたいです。センサーらしきものはどこにもありません。インクで儲けたいという執念がこの基板に詰まっているのでしょう。


詰め替えインクの実験はこちら