2016-05-15
壊れたミシン。ミシンには家庭用と工業用がありこれは工業用の規格になっている。工業用は針が丸針であることと下糸ボビンの規格が異なる。20年程度前の製品だったと思う。造りは家庭用と工業用の中間で職業用という物に分類されている
返し縫いレバーが折れてしまった
返し縫いレバーはプラスチック。経年劣化で脆くなり折れたのだと思う。部品があるか不明。問い合わせ中。部品があればプラスドライバーだけで交換できる。返し縫いレバーのバネはかなり強く今まで折れなかった方が不思議
2016-05-17
メールで問い合わせたら回答が来た。要約すると
・送り調節レバー¥314 送料540
・振り込み先の口座番号はフリーダイヤルに連絡
・JUKI特約販売店でも部品注文可能(特約店一覧はホームページにあり)
近くに特約店は無いので発送してもらうことにした
「返し縫いレバー」は正式名称「送り調節レバー」と言うらしい
振り込み手数料込み¥1025
2016-05-19
部品が届いた
交換は簡単。ネジ2本で固定されているだけ。修理完了
2021-12-21
押え上げレバーが折れた。部品は送料込¥560。楽天に販売店があった
軸にはタップが切ってあるのでM4のネジをねじ込んでペンチで挟み矢印の方向へペンチを金槌で叩いて抜き取る。スライディングハンマーの要領。ネジ穴は貫通穴では無い。嵌め合いがかなりきつく衝撃でミシンが動くくらいの強さで叩かないと抜けない
2024-12-16
主な症状は自動糸切が機能しない。時々電源が入らない
糸切カムが割れていたので交換。軸方向に力がかかる構造なのでこの程度の割れは問題無いがカム軸が固着しかけていたのでついでに交換
半固着状態だった軸。潤滑不良によるもの。この軸に糸切カムと釜が付いている。相互の位置関係が正しくないといけないのだが単純な丸軸で組み立てにより位置決め&精度を出す必要があるので修理は面倒な作業になる
自動糸切機能は針が上がった状態で動作するのだが位置が安定しない。針の位置を糸切のたびに同じ位置に制御しているのがフォトインタラプタ。東芝TLP1004A。古い物なので当然廃品種。このミシンは30年前のものなので無くて当たり前
半円形の遮光版
基板が油でベタベタ。洗浄してからフォトインタラプタの動作確認をする。正常ならそれ以外の部分になるが基板は入手不能なので自動糸切機能を廃止する。時々電源が入らないのはAC100Vコードの断線だった
2024-12-17
基板を洗浄したが症状変わらず。糸切りソレノイドに流す電流が不足しているような気がする。ソレノイドON時の電流は多分十分。OFFする前に電流を減少させていると思う。この時電流を減少させ過ぎているのではないかと思う。もしくはソレノイドの劣化で吸着力が落ちている。原因追究は面倒なので止めた。糸切りスイッチのコネクターを外して糸切機能が動作しないようにした
2024-12-18
試し縫いしたら針の停止位置がおかしい。原因はクラッチの組付け不良によるクラッチの滑り。クラッチは車やバイクと違った機構で軸に巻き付いたバネが緩むことでクラッチが切れる。クラッチは普段動作せず過負荷になった時に動作する。組付け不良でクラッチが滑りまくっていた。自動糸切機能がうまく動作しないのもこれが原因だった。釜の位置やカムの位置はYoutubeに動画がある。カムはTL-90の物は無いが他のJUKIの機種と同じ
追記)クラッチは下糸巻き時に他の部分を動かさないようにする機構のようだ