2015-12-08
開放型のガスファンヒーター。大阪ガスRC-244T。リンナイOEM。症状は点火しない。何度か点火スイッチを押すと点火装置付近で火花が発生しているのが見える。本来は見えるところから火花が出てはいけない。煙が出たので電源を切った
抵抗が焼けている。抵抗値は不明。抵抗コードは黒-銀-金-黒に見える。普通の抵抗にはこんなカラーコードは存在しないので特殊な物のはず。隣のリレーのケースも燃えている。位置関係ではリレーの方が下にあるが距離が近いので燃えてしまったようだ
リレーでイグナイター(=点火装置)をON/OFFしている回路。抵抗は燃えたが3Aのヒューズは切れていない。こんな設計でいいのか?
点火装置の端子。何か溶けている。絶縁チューブが被さっていたのでゴミが付着したわけでは無い
炭化している感じでドライバーでつついたら取れた。イグナイターの先端が消耗して一番距離の短くなった箇所から放電したのか
買うと1万円弱なので修理はしないことにした。壊れてもいいので抵抗を直結して通電してみた。ヒューズが飛んだ
本体の中に入っていた故障診断シート
設定するだけでプロパン対応になるらしい。かなりバラバラにしないとイグナイターは外せない。金属ゴミ出しの前日までに分解する
2015-12-10
新型。東邦ガスのRC-24FSG。リンナイOEM。約1万円。奥行きが薄いが高さ幅共に数センチ大きい
背面はそっくり。10年以上経過しているが機能は殆ど変わらず。全体の形状は作りやすいように退化している。イグナイターのスパーク音が大きい。旧型は殆ど音がしない。旧型を1万円で作るのは無理だと思うが知らない人に見せたらたぶん旧型を新型だと思うはず
2015-12-13
基板。中央のトランスは電源。新型も殆ど同じ構成でスイッチングレギュレータを使っていない
ソレノイドが3個。1個は電磁石が使用されている。コンセントを抜いたときにガスを止めることが出来るようにするためだと思う
ガスはOリング1個で漏れないようだ
Oリングの数は多い
ソレノイドの中身。ゴムの円柱を押しつけているだけの構造
たぶんゴミが入ったときのストレーナ
イグナイターの中身。C1815が燃えている。抵抗を直結したときに燃えたのかもしれないのでこれが原因であるとは断定できない
イグナイターは樹脂で固めてあって分解できないようになっているが強引にケースを外した。透明な石の粒と一緒に樹脂で固めた感じになっている
イグナイター先端の放電部分は特に異常なし
バーナー
モーターは回転センサー付き
ファンのモーター側はラバーマウントされていた。反対側は素直に金属の造り
コードリールの接点
金属とプラスチックに分離。金属の比率が高い
大きなヒートシンクはモーターの調速回路の2SD799用。スイッチングによる調速では無くブリッジで直流にしてダーリントントランジスターで電圧を落としている。トランジスターに食われた電力だけモーターが遅く回る仕組み。トランジスターはその電力をヒートシンク経由で熱として捨てる。全体的にスイッチング回路をものすごく嫌っている基板
新型も殆ど同じ回路構成