保温苗箱

大抵の植物は3月に種まきする。気温が高くなる5,6月はまだ十分大きくなっていないので成長が遅い
保温して早く発芽させてしまうと5,6月の気温を有効に使える。ホームセンターで売っている苗はたぶん保温栽培した物


2015-01-21

箱は「なめこ」が入っていた発泡スチロール製。かなりボロボロ。ホームセンターでも¥500程度で売っている

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温度計は中国製の市販品。電源12V。ヒーターは生基板に1kΩの抵抗を25個並列接続した。1枚で3.6W発熱する。3枚合計で約10ワット。電源が1AのAC-DCアダプターなのでこれ以上電流を流せない

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2015-01-23

基板にサンハヤトのレジストを吹いたら異常に生臭くなったので袋に入れた

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ラップは隙間を空けて3重にしてある。下側は水抜き穴があるが蓋には通気口はまだ無い。保温性能を確認しながら通気口の大きさを決める。土が無いので実験は明日から

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2015-01-24

空箱の状態で屋外に設置。温度制御できているが通気口無しにしてはON時間が長い感じ。ヒステリシスは1度だが1.5度以上振幅がある。もう少し蓋の断熱を強化した方がよさそう。中に物が入るとその熱量で緩やかに変化するようになるが箱から出て行く熱量は同じ

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蓋の断熱をプチプチで強化

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2015-01-29

苗箱の温度。温度計プログラムのバグで日付が1日進んでいる。赤丸はアメダス秩父。青点線は降水量。10ワットのヒーターでは外気温が氷点下3度以下に下がると能力不足になる。夜間ヒーターは入りっぱなし。それでもプラス7度以上を維持できている。熱抵抗が一定なら外気温プラス10度が性能限界

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2015-03-29

8度以下になるとヒーターが入る設定にして成長の遅いクリーピングタイムを栽培。最高気温が上がらないので夏場よりは2~3割成長が遅いが屋外放置の物とは大きく差が付いた

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対照実験の屋外放置の物。栽培開始日は1/23

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