5V低損失リニア電源

インターネットがまだ無かった(たぶん)頃に作り始めたが部品が入手できずに長期間放置されていたもの

秋葉原で部品が入手できない場合はCQ出版のデータシート(名前は「XXXX規格表」というA4半分サイズの物)から代替品を探して秋葉原に行くがマイナー型番は売っていない。著者は部品の入手に困らない立場の人だが読者は良くある部品しか入手できないので実際には作れない回路がかなりあった。今ではDegiKeyやMouserから仕様を入力すればそれに該当する部品の一覧が表示され購入できる。データシートもネットでダウンロードできる


2015-01-07

回路はこれ。トラ技スペシャルのNo28。今では1個¥100のLDO1個に置き換えられるがそのままデスクリート回路で組んでみる。一部の部品は入手不可能になっているので代替品を使う

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ケースは出来ている。トランスも入っているがそれ以外の中身は無い

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LTspiceでシミュレーション

ltcldo.png
LTspice
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
LDO_FIN.zip LTspice LTspice ASCファイル

2015-01-13

基板完成。トランジスターは入手不能なので代替品(KSB1151Y)に変更。トランジスターのhfe(増幅率)が影響する回路なのでhfeを計測。大体268。hfeによって抵抗値を変更する必要がある

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2015-01-15

トランジスタとダイオードは基板裏側。ダイオードはアノードコモンの3本足。裏面配置は半田付けがやりにくいがケースに直接放熱できる

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仮組みして実験

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電流は1A流してノイズは当方のオシロスコープでは計測不能なレベル

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回路図。回路の説明はトラ技スペシャル参照。トランジスターT5のhFEが異なるので抵抗値はトラ技の物と異なる。39Ωは在庫していなかったので33Ωに変更

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回路図&基板レイアウト
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
LDO_eagle.zip EAGLE EAGLE4.15回路図&基板レイアウト

2015-02-08

電流計を付けることにした。送料込み$6の安物。精度はかなり悪かった。1Aの時に+8%程度の誤差

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裏面は普通円柱形だが変な形。中国製はこの形状が多い

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横から見るともっと変な形

パネルに大穴を開ける

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柔らかすぎてめくれる。手前にめくれているのは表面に貼ってあるビニール。アルミは奥に向かって大きくめくれている

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わずかに干渉しているが蓋は閉まる

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正面

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