洗濯機修理

実家の洗濯機の修理:

型番:
 日立 NW-8PAM2 約10年前の製品
症状:
 1.時々ギーーと大きな音がする
 2.途中で脱水が止まる
 3.脱水時の音が大きい

2.3.は修理するまでも無く去年洗濯槽を丸洗いしたときのナットが緩んだため。締め直せば直る
途中で脱水が止まるのは振動が大きくなってセンサーが反応するため


2013-10-06

異音が発生する場所はモーター回りしか考えられないのでモーターユニットを購入。送料込み約¥6300。イオンなんたら装置など壊れても問題ない物を除くと機械部品はモーターユニット、排水弁、給水弁の3つ程度しかない。

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昔の洗濯機はベルトドライブだがこれは直結。下側のコネクターがたぶん3相モーター、上が洗濯槽の回転/停止を切り替えるソレノイドでは無いかと思う。黒い電線は太さから判断してセンサーと思われる。注水時などはかなりゆっくり回るのでセンサー無しというわけにはいかないのだろう。

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1年でカビだらけ。洗濯槽を取り除かないとモーターユニットは外せない。分解手順は洗濯機クリーニングを参照

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ひっくり返す。左の黒い箱がPAM(高級なインバーターのこと)回路。インバーターの主要な部品は半導体+コンデンサだがPAMはそれに加えてコイルが入っている。

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インバーター回路はネジ1カ所で固定されている。下枠にはまり込んでいるので正面に向かってスライドさせると外せる。コンデンサは250V-680μFが2個、3相ブリッジはIPM(隙間から見える型番はSTK620。違っているかも)。基板の上から樹脂をかけて防水してある。ドライバーを使って外す場合はインバーター回路が邪魔だがラチェットレンチなら回路を外さなくてもモーターユニットは外せる。

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赤白線は強く引っ張れば抜ける。それ以外は爪が引っかかっている。コネクターは色分け形状分けされているので取り外した後何処に繋げば良いのかわからなくなることは無い。

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この部品は洗濯槽に貼り付いてしまっているので取れない。古い物をそのまま使う

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試運転。異音は時々発生するだけなのでしばらく使ってみないと直ったのか不明

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モーターユニットを分解してみた。ドグクラッチだった。モーター側の凸凹はモーターケースに固定されているので動かない。クラッチ板のスプラインは洗濯槽と勘合しているのでこれがかみ合うときは洗濯槽が固定される。モーターケース側が電磁石でクラッチ板は永久磁石になっている。クラッチ板の磁力はかなり弱い。

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かみ合わせたところ。見た感じ減っている様子は無い。異音の発生場所はこのクラッチで間違いないと思うが機械的な故障では無い可能性が大。モーターのセンサーが中途半端に壊れているのか?

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クラッチ板の反対側はモーターのローターとかみ合う。これがかみ合っているときは洗濯槽が回転する。強度的に?な造りなのでクラッチを動かすときは停止時だけに限られると思う。

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軸の構造。右側がモーターのローター軸。ローター軸を回しても何処も動かない???? 太くなっている部分にもクラッチ機構があると推測されるが密閉されている。ノコギリで切らないとダメだと思われるのでこの部分の分解はそのうち暇なときに。遊星ギヤか?洗濯槽は十分に重いのでただの錘じゃ無いと思う。

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2013-10-13

分解するまでも無く軸の中身がどうなっているかわかった。遊星ギヤが入っている。写真はハイアールの商品説明。

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2020-02-01

実家の洗濯機。修理してから約6年半。脱水時に回転槽が水槽に接触してしまうため買い替えた。回転槽が踊って回転するのはスパイダーの腐食では無いかと思うが20年前の機械なので原因究明は止めた

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新型。日立は分解しにくい造りなので東芝にした。7kgの割に小さい

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分解。イオン何たら洗浄機能のため塩を使うので鉄の腐食が激しい。鉄とプラに分けて細切れにすると多分1日かかる

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