2012-07-15
暑いので扇風機を購入した。消費電力が明確になっていないので実測。計測はテスターの電流測定モード。結果は以下の通り。力率を考慮しない計測方法なので実際より大きな値になる。
測定条件:
首振り無し
東京電力50Hz
測定結果:
待機電力:5.96W(計測値 59.65mA)
微風:25W(計測値 250mA) 322rpm
弱風:25W(計測値 252mA) 521rpm
中風:31W(計測値 312mA) 780rpm
強風:39W(計測値 392mA) 1030rpm
微風と弱風とでは風量は大きく違うが殆ど消費電力が変わらない。一旦弱風にしてプロペラに勢いが付いてから微風になるようだ。たぶん静止状態から微風用の電力をモーターに与えても回り始めてくれない。機械的スイッチで風力を切り替える扇風機は微風に出来ないと言うことになる。
一人で使うなら微風で十分。弱の風に当たっていると干からびてしまいそう。回転数は±20rpm程度常に変化している。
この機種はコードがちょっと短すぎるのと微風運転時に揺れが発生する。羽のバランスが良くない。価格.comのレビューに異音の報告が多数有るが羽のバランスが悪い->モーターの軸にラジアル方向の無理な力がかかる->異音発生という理屈では無いかと思う。透明じゃ無くても良いので精度良く製造できる材料を使って欲しい。当方の物は異音は発生していない...と思う。コンセントを抜いてしまうと前回の風量はキャンセルされ電源ONで中風になる。EEPROM内蔵のMPUを使っていれば記憶できるはず。ちょっと手抜き。
日立のHEF-70R。約¥5200
最近の扇風機はリモコンが付いている
取説には強の時の消費電力のみ
分解して中身を確認。首振りは機械的機構では無く専用のモーターが使用されている。
誘導モーターのようだ。ホームセンターで安売りしているクリップ付きの小型扇風機はくま取りコイル方式になっているものが多かったと思う。
モーターに行っている電線は...
5芯の電線。モーターのコイルに繋がっているだけのようだ。たぶんコイルにタップが出ていて、それを切り替えることによって回転数を変えている。弱の時は滑りが大きくなるだけか。DCブラシレスモーターにすれば効率は良くなるが余計な制御回路が必要になるので今のところかなり割高。殆どの機種が1万円を超えている。節約できる電気料金が小さいので+¥3000程度が適正価格だと思う。買う人が少ないと量産効果が出ないのでカネのある人はDCモーターの扇風機を買おう。
これは風量2段階切り替え。だいぶ昔に質屋で買った物。
弱風:30W(測定値 300mA)
強風:44W(測定値 437mA)
小型=低消費電力では無い。