ゴム動力機風味 修理:2006-12-29
翼長:850mm
全備重量:126g
バッテリー:110mAHニッケル水素
モーター:ユニオンモデル コアレスモーター
5〜6年前に作った物ですが、まだ一度も飛ばしていない機体です。翼はガンピ紙(白いところ)と模型飛行機用の翼紙(赤と青の所)が貼ってあります。翼の外枠は竹ひごで、それ以外はバルサです。貼った紙が破れてしまったので修理しました。河原は湿度が高いので紙だと皺が出ることがあるのでフィルムに変更します。閉店してしまった秋葉原の飛行機専門店アサミで購入したフィルムです。
紙はヤマト糊で貼ってあるので水を浸けて剥がします。翼の固定はこの穴に胴体から突き出た棒を差し込む構造です。
アイロンはこれを使っています。180度が適温でした。150度だとフィルムが収縮してくれません。
収縮する力は紙よりも大きくリブが曲がってしまいました。やり直すのは面倒なのでこのままにします。
失敗。フィルムの接着力があまり強くないようで収縮させたら隙間が空きました。右も失敗、ヒートガンで収縮させたら溶けてしまいました。
収縮させる前はこんな状態。
両翼完成。フィルムはあまり強度がなさそうです枯れ草の中につっこんだら穴が空きそうです。
他の部分はこんな構造。輪ゴムを取るとかなりバラバラになります。受信機やサーボは壊さない限り取り出せません。コアレスモーターは手で回したときにほとんど抵抗がないので飛行機を飛ばすだけの出力が出るのか不安になります。来年飛ばしに行きます。
ヒンジは糸。この構造が一番軽く動きます。
電池は2種使ってみました。小さい方はパワー不足で飛ぶのがやっとで舵を切ると墜落します。
片翼11gです。
航空事故調査報告書 | |
報告書番号 | 204 |
航空機種類 | 電動 |
区分 | 小型機ユニオンモデルコアレスモータークラス |
型式 | ゴム動力機風味 |
発生日 | 2007-01-08 |
主たる原因 | 操縦者 尾翼がちょっと小さいのでは? |
<事故の概要> |
この機体を飛ばすのはほぼ無風が理想です、風速計がないので計測できませんでしたが4メートルほどあったかもしれません。舵を切ってもあまり曲がってくれず、機速をつけるためにダイブさせた時に風にあおられ逆に舵をあててしまいそのままほぼ垂直に落下しました。その前に2回ほど墜落しましたが、110mAHの軽い方の電池を搭載していたためと落下時の高度が低かったためほとんど無傷でした。 |
<事故原因> |
サイドスラスト、ダウンスラスト共に3度つけましたがそれでも不足気味でした。3.5〜4.0度あたりが適当であると思われます。尾翼面積及び舵の大きさも2割ほど拡大した方が良さそうです。やはり紙は墜落事故には弱すぎます。重さ11gとはいえ墜落時の衝撃は大きいので左右をかんざしで接合する場合、かんざしの通る穴はかなり頑丈に作成する必要がありそうです。衝撃を受けたとき主翼はゴムひも固定が理想的ですが、ゴムをかける部分はプランクする必要があり、この機体では軽量化を阻害するそれを嫌って左右分割のかんざし結合にしました。このクラスの重さの飛行機であれば相当激しく墜落してもほとんど破損しない物なのですが、この機体は設計にちょっと無理があったようです。各部をゴム止めし墜落したときは、それが外れて衝撃を吸収する目論見も失敗しました。思ったようには外れてくれません。 今後の設計のために ・尾翼は大きめに作ろう ・技巧を凝らすよりシンプルに作った方が軽く頑丈になりそうだ ・紙張りは100gを超える機体には適していない(かもしれない) ・モーター取り付け位置から重心位置までの強度を高めよう |