2009-08-01
ヤマハの旧型PASです。初期型のPASは後輪にモーターが内蔵されていましたが、これはその次に出たモデルでクランク軸付近にモーターがあります。電池が切れると鉄下駄と化します。山地や丘陵地を宅地造成したような場所に住んでいるならメーカー公表値の走行距離は全くあてになりません。大体1/2~1/3の距離しか走れないと見ておくべきです。この自転車もバッテリーが少し古くなってきているので八王子周辺(坂多数)を8キロ~10キロ走ると空っぽになります
重戦車。ヤマハのNEW-PAS。後ろにかごまで付いてしまっていて25kg以上有る。確か¥54000。昔の方が電動ママチャリは安かった。
これが新しいブレーキ。販売店はあまり多くない。シルベストサイクルで購入。送料込み2個で¥2835。購入したのは2つとも前用。後用は取付ネジが短い。ロードバイクでは大分昔からデュアルピボットブレーキが採用されているが、ママチャリでこれを使っている自転車は殆ど見かけない。通常のママチャリブレーキはブレーキシュー<->リム間隔の「調整」は構造上出来無い。「微調整」が出来ないのではなく「調整」が出来ない構造になっている。この世の99%のブレーキは構造上の欠陥品だ。このデュアルピボットブレーキはブレーキに付いている調整ネジでブレーキシュー<->リム間隔を0.1mmくらいの精度で調整出来る。
テクトロのデュアルピボットブレーキ YH-800A
レバー比がママチャリ用ブレーキより4~5割程度大きい。
レバー比が大きいことに加えて、左右のブレーキシュー<->リム間隔の微調整が精度良くできるのが特徴
デュアルピボットブレーキの支点、力点、作用点の関係はちょっと複雑です。
新旧比較。新ブレーキの方が見た目明らかに丈夫に出来ている。実際にブレーキレバーを握ってみると剛性が全く違うのに気づく。
正面から見たところ。右が今まで付いていた物。
上から見たところ
交換して坂道で急制動をかけてみたが何だかあまり変わったような気がしないのでブレーキシューを交換してみた。結果はあまり変化せず。交換したブレーキシューは折り畳み自転車に取り付けていたため編摩耗していてブレーキとリムのアタリが出ていない。シューの一部しかリムに接触していない。
左のシマノVブレーキシューに交換してみた
ホームセンターまで行ってブレーキシューを仕入れてきた。結果、マウンテンバイク用が良好。思いっきり握ればタイヤが軽く鳴るレベルの制動が可能になった。但しVブレーキやディスクブレーキの制動力に比べるとかなり劣る。BAAのブレーキシューもリムとのアタリが出たらかなり良い制動力が期待できそうな感触。
左がBAAブレーキシュー¥598(ちょっと高い)、右がマウンテンバイク用¥1280(これも割高感有り)
BAAブレーキシュー。BAAというのは部品メーカーではなく自転車の安全規格みたいな物。「中国製の安物とは品質が違うもの」と理解すればよい。
完成の姿。
さび止めのため、取り外してグリースをたっぷり塗ってから再度組み付ける
2009-08-03
もう一台の自転車にも付けてみました
油で真っ黒。ブレーキシューに油を付けなければ制動に問題有りません。
ブレーキシューは寿命です
この自転車は最近ミヤタのカタログから消え去ってしまいました。高いので売れなかったのでしょう。「軽い」意外にあまり取り柄もなく、サイズは女性向きですがサドルが固すぎます。
新旧比較
作業中。ブレーキの交換はタイヤ交換よりずっと簡単。
ブレーキは各車リーチが異なるので購入するときに寸法を測る必要があります。ブレーキシューの取付穴は長穴になっているのでリーチはXX~XXmmといった具合に範囲を持っています。
これがリーチ
この自転車はちょっと特殊でブレーキ取付部分が平らになっています。スペーサーを付けないと取付ネジが長すぎるので旧ブレーキから移植します。
フォーク側が丸くない
これは使いません
BAAのブレーキシューはちょっと柔らかすぎる感じです。雨の日の制動力が良いかも知れませんが、制動力不足。
BAAのブレーキシューを付けた
完成の姿。電動ママチャリと同じブレーキシューを取り付けた。送料を無視すればブレーキシューのほうが高い。パッドだけ交換できるのでランニングコストは安物のママチャリブレーキシューと大体同じ。効きはあまり変わってないような... リムに油付いたかな
MTB用に付け替え
2009-08-25
雨あがりにブレーキをかけたら電動ママチャリの前ブレーキがロックしました。リムとブレーキシューの相性があるのか電動ママチャリのほうが何故か良く効きます。
これは滑りやすいので注意