ガスの資格

ガス工事が自分で出来るのか調べてみました。結局結論は解らなかったのですが情報の少なさから推測してガス会社が認可した事業者でないと工事が出来ないのでは無いかと思われます。
<追記>
ガス管の配管、ガス栓の設置などは資格が必要になるようですがビルトインコンロの設置/交換はそもそも資格自体が存在しないようです。資格(法律には必ず罰則規定がある)が無いので罰則もありません。「ガス可とう管接続工事監督者」という民間資格があり業務でガス器具を取り付けるなら持っているべき物があるだけです。工事に必要な特殊な物はガス管用のシール材。TGシール(3M)、ニュータイト、HTシール等がある。ネットで購入できるのでDIY可能。資格が必要だと主張している人もいますが「XXXという資格が必要」とは絶対言わないことから正式な資格が無いことは間違いない。資格の免状が提示されたらその発行者を見てみると良い国家資格の場合は発行者が大臣や知事になっている。それ以外の物は民間資格であり基本的に事業者が下請けに与える物。下請けの教育費用を資格という名のもとに回収するシステムと理解すれば良い。このような資格は消費者に対して効力は無い


2009-07-12

何だかたくさんあって????
とりあえずまとめておく。
こういった分かり難い状況になっていると言うことは情報を与えないことで既得権を手放さずに済むようにしていると言うことだろう。

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■ガス機器設置スペシャリスト
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  この資格で何が出来るか:
   ・ガス機器の設置技能が他の者より優れていることを証明するもの
    (ガス機器は家庭用のガス機器を指す)
    ガス器具屋が「優秀な技術者がいます」ということを宣伝し営業に役立てるための道具
    資格ではなさそうです。

  資格取得方法:
   ・3日間の講習を受けた後、試験を受けて合格すること
   ・受講料 ¥50000
   ・要実務経験(但し、経験期間は問わず)

  資格の有効期限:
   ・3年

  詳しくは...http://www.gss-system.org/

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■簡易内管施工士(正式名称 「日本ガス協会 簡易内管施工士」)
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  この資格で何が出来るか:
   ガス機器交換に伴うガス管の工事が出来る。
   この資格ではガス栓<->ガス機器の配管は出来ず、マイコンメーターからガス栓に至るまでのフレキ管の工事のみが可能
   ガス栓<->ガス器具までの配管はこの資格に含まれない。
   もう少し詳しく書くと...
    ・既に付いている古いガス栓の取り外しが出来る
     ガス栓はマイコンメーターとガス器具の間にある物を指す
     (マイコンメーターとガス本管にも栓があるが、これはこの資格の対象外)
    ・ガス栓の増設や位置変更が出来る
    ・マイコンメーターからガス栓に至るフレキ管による配管工事が出来る
   東京ガスのホームページを見るとこの文言が書いてあるので「登録店」になるためには
   この資格を持っている人が必要であると思われます。
     http://home.tokyo-gas.co.jp/koji/koji_04.html(リンク切れ)
    堅苦しく表現すると...
    ガスの圧力が低圧の一般家庭で、マイコンメータが設置されている戸建住宅か集合住宅、
    または一般業務用建物の、下流側におけるフレキ管(施工性に優れた新しいガス配管工法)による
    「ガス栓増設」「ガス栓・配管の位置替」等の工事ができるようになります
   詳しくは...http://www.jia-page.or.jp/seminars/naikan/
  資格取得方法:
   ・3日間の講習を受けた後、終了試験を受ける
   ・受講料 ¥79600
   ・実務経験、前提資格は無い。誰でも受講可能。

  資格の有効期限:
   ・3年

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■ガス主任技術者(国家資格)
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  この資格で何が出来るか:
   ガス会社として事業を営む場合にこの資格を持っている人が必要
   一般家庭のガス工事とは直接関係なさそう
   東京ガスとかに居ればいい人?
   どうやら他の資格の前提資格となっているようだ

  資格取得方法:
   ・資格試験を受験して合格する
   ・5,6月申込み 9月受験 翌年1月合格発表 <-時間かかりすぎ!!
   ・受験料 ¥12700
   ・受験の前提資格はない。誰でも受験可能。

  参考書
   ・超マイナー資格のようなので書店で参考書は入手できない
    日本ガス協会で販売しているのでそれを購入する http://www.gas.or.jp/default.html

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■ガス可とう管接続工事監督者
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  この資格で何が出来るか:
   ・資格の説明に「なお、この講習は、関係各者のご指導のもとに自主的に実施するものです」とあるので
    この資格により何かの許可が得られる物では無いようだ
    ガス器具を、「強化ホース」「金属可とう管」で安全に接続するための知識が得られるものと思われる。
    たぶんこれは「資格」ではない

  講習料 ¥12000

  詳しくは...http://www.jia-page.or.jp/seminars/katokan/

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■ガス消費機器設置工事監督者
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  この資格で何が出来るか:
   ・ガス器具の取り付け工事の監督が出来る
    「特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律」で規定されていて、これによると
    ガス工事は資格者が監督すれば誰でも実施して良いらしい

  資格取得方法: 何種類かあるがここには3つだけ書いておく
   ・何も資格を持ってない人は ¥26700の講習費用を払って、修了試験に合格する。
   ・液化石油ガス設備士の資格を持っている人は、この資格を含んでいる。
   ・ガス主任技術者の資格を持っている人は ¥14100の講習費用を払って講習を受けるだけでよい。

  その他
   ・4万人近くいるらしい

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■液化石油ガス設備士(国家資格)
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  この資格で何が出来るか:
   ・プロパンガス工事が出来る
    ガス種類がプロパンならこの資格で工事が出来る物と思われる
    プロパンガス屋になるめにはこれ以外にも
      高圧ガス製造保安責任者 丙種化学
      高圧ガス販売主任者
    等の資格が必要

  資格取得方法:
   ・資格試験を受験して合格する。試験には実技もある。受験料は¥22500
   ・講習(3日間)を受けて修了試験に合格する という方法もあるが
    関連資格保有者、実務経験者しか受講できない。受講料は¥26600

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家中にガスコンセントを張り巡らすなら話は別ですが、通常は風呂釜とガスレンジだけです。当方の場合ガス乾燥機を使用しますがそれでも3カ所しか配管がないので自分で工事が出来たとしても殆どメリットが有りません。オール電化にしてしまうとガス工事が一切不要になりますが以下の理由でガスを使います
 ・瞬間最大出力が電気よりすごい。4kgの洗濯物が約1時間で乾燥終了する。
  IHクッキングヒーターはとても頼りない感じがする。
 ・最新のガス釜は熱効率がかなり良い。95%近くあるらしい。
 ・電気よりもたぶんエコだ。オール電化は財布にエコだが地球にエコではない。
  使用する12時間以上も前にお湯を沸かしておいて良いのかについて考えなくて済む。
 ・電気は電気らしく使いたい。電気をコンピューターにくれてやれば難しいこともやってくれる、
  熱エネルギーに変換するのは何だかもったいない気がする。ガスは燃すしかないのだ。

ガス配管の様子

PICT9458.jpg

色が不細工ですな~

PICT9460.jpg

左がガスの本管に繋がっている。右は一旦地面に潜って風呂釜と台所へと繋がる

配管をたどってみる

PICT9461.jpg

台所へ

PICT9465.jpg

こちらはガス釜へ

このガス釜は約10年前に設置した物。

PICT9467.jpg

配管はこれでもシンプルな方。床暖房対応機はもっとすごいことになる。

PICT9469.jpg

黒く断熱してある管にお湯が流れる。左の2本が追い炊き、右が台所と洗面所