2008-11-05
この作品は共同開発です。この回路のマイコン+SSR部分を当方が作ります。リレーの部分を2局のスイッチにしたり、リレーおよびスイッチを全てトライアックにしたり(誤動作すると危険です)、回路は色々考えられます。回路の組み方によって
・動作の確実性
・安全性、使用時の安心感
・故障場所の発見のしやすさ、修理のしやすさ
・作りやすさ、配線のしやすさ
・部品点数の少なさ、故障箇所の少なさ
・部品の入手しやすさ、価格
が異なり、全てを同時に満足する回路は存在しません。
グラインダーの電源をOFFするとマイコン回路の電源が入ります、マイコン回路は電源が入ると直ぐにSSRをONさせ、モーターに直流(脈流です)を流してブレーキをかけます。一定時間が経過するとSSRをOFFしてブレーキを解除します。マイコン回路はとても簡単なタイマー回路です。
先ずはブレッドボードで実験
試作基板はPress-N-Peelを使用しました。生基板は感光、現像に失敗した1mmのガラスコンポジット感光基板です。もちろん感光剤は除去してあります。丸い物の上を転がして転写すると良いとあったので試した見ましたが、このゴムの丸棒はフラットスポットが有ってうまく転がりません。効果の程は不明です。
試作はPress-N-Peelを使う
丸い物をコロにして転写すると良いと聞いたが...
やはりPress-N-Peelは1mmの基板を使うとうまくいきます。
転写後の状態
エッチング完了
試作完成
部品面
裏側にはトライアック
黒い部分はエッチングされないようマジックで塗った跡。塩化第2鉄溶液を節約するための物だが画材屋でものすごく安く売っている。サンハヤトの1/3~1/4で購入できる。廃液処理は消石灰を入れて中和する。サンハヤトはかなり複雑な方式で中和している。そろそろ溶液の寿命も限界なので、今度は画材屋で購入して実験してみることにする。ベタパターンを多用しているので今までに使用した塩化第2鉄溶液の総量は1.5リットルに満たない。
当方の作業はここで終了。
量産は感光基板で。
穴あけして基板完成
部品のレイアウト
回路図。フォトトライアックでPICとトライアックは絶縁されています。