2008-05-21
ハンドル位置が高いのでゆったりポジションです。大柄な人でも窮屈な姿勢にはならないはずです。小さいのですが、あまり軽くありません。実測11.25kgです
ハンドルは一番下に下げた状態。サドル<->ハンドル間の距離はMTBと大差有りません。サドルの下にぶら下がっているのは輪行用のバッグ。別売です。
購入先は「サイクルベースあさひ」。ショップのブログで店長が乗車している写真があり、変なサイズではないことが解ったので購入しました。DAHONのWebサイト(本国USAのサイト)にもサドル<->ハンドル間の長さが掲載されています。
折りたたみ自転車は大体15%割引で販売されているようです。メーカー価格は約9万円。
こんな大きな箱に入って送られてきました。折りたたみ自転車なので折りたたまれて発送されると思ったのですが...
体重制限は80kg でかい人は体重もあるので身長より先に体重制限に引っかかる可能性が高いと思う。
サドルをめいっぱい出すとこんな具合。足届きません。
リムはDAHONの自社ブランドだろうか?「キネティクス」か「カイネティクス」と読める製品名のシールが貼ってある。ハブ、ブレーキにも同じマークがある。シマノ製と比べるのは酷かもしれないが、出来はシマノの一番安いスポーツ車グレード(RSXやDEORE)の物より劣る。
リムの造りは良くない。つなぎ目にブレーキシューのゴムが付着する。そしてかなり振れている。振れは個体差があるかもしれない。
リムの穴はフレンチバルブ用の小さい穴ではなく、米式のでかいのが空いている。
安物の折りたたみ自転車より折りたたみ部分が小型です。レバーの軸がエキセンになっていて、それを軸に折りたためます。軸から伸びたコンロッドの先端に断面がへの字のクランプ(クロームメッキされた金具)が付いていて、それが引き寄せられることによって圧着されます。
折りたたみ部分
レバーの反対側
フレームの折りたたみ部分と理屈は同じです。フレームは「への字くさび」が外側から被さる方式でしたが、への字のくさびが内側にある構造です。
ハンドル折りたたみ部分
ハンドル折りたたみ部分の拡大写真
使用されているパーツの質と自転車の価格を比較すると、折りたたみ機構が付いている分だけロードバイクやMTBより割高になっているといった感じです。
ペダルは剛性が低い。折りたためるようになっていますが、あまり小さくなりません。
折りたたむと前輪の円盤と後輪側の磁石がくっつく仕組み。折りたたむ時のジョイント部分の折り曲げ抵抗はかなり大きいので磁石は無くてもかってに開いたりしないと思う。使い込むうちに緩くなってくるかもしれないが...
前輪に付いている謎の円盤
後輪には磁石
フレームはアルミです。溶接はきれいではありません。
主要な部分の溶接はきれいではない。材質は7005アルミ。
キャリアダボの部分の溶接はかなり不細工
フォークもアルミみたいです
あまり軽量化には役立っていないと思うが、レバーには肉抜きがあります。折りたたみ自転車専門メーカーの意地でしょうか。
ほぼ全てのレバーに肉抜きがあります
ハンドルの折りたたみレバー
サドルは、この自転車にちょうど良い固さです。バネ付きのママチャリサドルとロードバイク用の固いサドルのちょうど中間の固さ。
サドルはかなり柔らかめ
シートピラーは空気入れになっています。太さは33.8mmの特殊なサイズ。市販のシートピラーには交換できません。長さは55cmもある。
変速機は変速機メーカーの物ではなくDAHONのオリジナル製品のようです。通常のものより、横方向の出っ張りがなく、ぶつけて壊しにくい構造になっています。シマノの最新MTB用変速機も背が低くなっています。これに関してはたぶんシマノの方が後発です。
クランクはスギノ
DAHONオリジナルの後変速機
生産国は中国です
星条旗が
前輪のハブはオーバーロックナット寸法75mmです。後は135mmのMTBサイズ。<-前輪74mm、後輪130が正解でした
フロントハブは特殊なサイズです。
小さく見えますが、電車に持ち込むと大きく感じるはずです。持ち手はありませんがサドルの先端部分を持ったときバランスが取れるようになっています。
折りたたんだ状態。タイヤとシートポストの3点で接地するので、自立します。あまりバランスが良くないのでギヤのある方へ転倒しやすいのが難点。
2008-05-24
ペダルの剛性が低かったので交換しました。折りたためませんが、ワンタッチで外すことが出来ます。履いている靴に合わせてペダルが選択できます。普通のペダルタイプのものは左右対称なので問題有りませんが、靴に固定されるタイプは左右を確認してから取り付ける必要があります。
靴と固定されるペダル。三ヶ島のEZYシリーズ。
EZYシリーズの普通のタイプの物
シマノのSPDのクリートのような形状をしていますがサイズがちょっと小さいので互換性はありません。
クリートという靴に取り付ける金具。もちろん専用の靴が必要です。
取り付けるときはいいのですが、固着してしまったときハブスパナが曲がってしまうと思う。グリースをたっぷり付けたので大丈夫だと思うが、1,2年経ったら緩めてみた方がよさそう。
普通のペダルレンチは厚みが有りすぎて使用できません。ハブスパナを使用して固定します。
グリースをたっぷり付けてねじ込みます。
着脱はとても簡単です。
取り付けた状態
取り外せばペダルが付いていない状態と殆ど変わりません。
2008-05-25
リムの振れが大きいので修正しました。全てではありませんが、ニップルの頭が削れている物が多数あります。強度上問題ないと思われますがリムのニップル穴周辺も削れている箇所がいくつかあります。たとえ中国で作っていたとしても日本のメーカーならこの状態を許さないと思いますが、海外メーカーの中国製は注意しないといけないのかもしれません。技術力というより物作りに対する姿勢の違いでしょう。20インチという特殊なサイズからくる問題なのか、一度国産メーカーの20インチホイールをばらしてみたいところです。
タイヤを外してびっくり。ニップルの頭が大きく削れています。
前輪も、後輪もひどくニップルの頭がえぐられています。振れ取りは自動機械でやっている物と思いますが、機械の調子が悪いのでしょうか? 両輪とも同じ状態なので、最近出荷されたDAHONの自転車はみんな同じかもしれません。
前輪側のニップル
後輪側のニップル。普通のニップルよりちょっと長めです。
ニップルは全て交換することにしました。2.0mmのニップルはMTBを組み立てたときに余った、黒い物を使用しました。
ニップルは2.0mmです。黒い物しか手元にありませんでした。
振れ取り台にセットして振れ取り
分解ついでに重量を計測しておきました。タイヤを交換すれば前後トータルで400gは軽くできると思いますが、ロードバイクの細いタイヤでも3000キロは持つので、このタイヤなら1万キロは走れそうです。
前輪 | |
重さ[g] | |
ホイール | 533 |
クイック | 50 |
リムフラップ | 13 |
タイヤ | 322 |
チューブ | 109 |
リフレクター | 17 |
合計 | 1044 |
後輪 | |
重さ[g] | |
ホイール | 935 |
クイック | 58 |
リムフラップ | 13 |
タイヤ | 322 |
チューブ | 109 |
リフレクター | 17 |
後ギヤ | 368 |
チェーン脱落防止板 | 23 |
合計 | 1845 |
JIS規格ではリムの振れの最大値を規定している。この自転車は外国製なので当然JIS規格では作られていない。リムの振れは3mm程であった。日本製の自転車でも(といっても日本ブランドの中国製だと思うが)JIS規格を満足しない自転車が増えているらしい。もちろん非JIS規格の自転車にJISマークは付いていない。自転車のJIS規格はJIS-D9301で規定されている。PDFの閲覧は出来るが、ダウンロードできないようにプロテクトがかかっている。閲覧はここで D9301 をキーワードにして検索すればよい。ダウンロードは有料だ。ケチ。
リムの振れの最大値は縦横共に1.5mmだ。ディスクブレーキの場合はその2倍の3mm
2008-05-26
現時点の評価:
良いところ
・身長178cmでも小さく感じない乗車姿勢
・空気入れ内蔵のシートポスト
普通なところ
・重さは価格相応
・折りたたみ部分の造り。折りたたみやすさ
悪いところ
・体重70kg以上の人にはペダルの強度が低いので交換した方がいい
・DAHONオリジナルと思われる部品は、全体的に完成度が低い
(厳密にはDAHONオリジナルなのかは不明だがキネティクスのロゴが入っている物)
-フロントハブ:これは回転抵抗も小さく良くできている
小さくできているのは良いが特殊規格なので修理/改造するときには困る
-リム:真円度はあまり良くない
前輪に付いていた物は比較的良好であったが後輪は良くない
通常のリムと同様、接合部の縦振れが取れない
穴数がフロント20、リア28で、壊れたとき(たぶん壊れないと思うが)リムが入手難と思われる
-ホイール:上記の通り組立かたがひどい
-変速機:現在のところ可もなく不可もなし
-リアハブ:回転抵抗が異常に大きい
同速度なら小径車は回転数が多くなるので、これは大きな減点。
-ブレーキ:性能に問題無いが造りが安っぽい
・DAHONオリジナルでない部品も安物が使用されている
性能が悪いとか、重いとか言うことではない
単に安いグレードの物が使用されているということ
-後ギヤ:シマノALIVIO
絶滅寸前の8段変速という点は改造するとき障害になる
-クランク:価格は不明だが雑な造り
・ワイヤーがステンレスではなくスチール
折りたたみなので室内保管されるはずで、錆びることを考慮する必要はなく
性能に問題があるわけではないが、この価格帯の物にスチールワイヤーが
使用されているのはいただけない。
・とってもキュートなのでおじさんが乗っていると、ちょっと変態っぽくみえる。
DAHONオリジナルパーツの品質が向上すれば、かなり良い自転車になると思う。
輪行について:
折りたたんで、輪行バッグに収納するのに要する時間は2回練習後に計測を実施して約5分でした。
折りたたみは1分で出来ますが、DAHON純正の袋はちょっとぴったりすぎて入れるのに時間がかかります。
逆も同じだけかかります。折りたたんだ自転車を展開するのは1分で出来ますが、袋を折りたたんで
サドルの後にぶら下げるまでに時間がかかるのです。
練習を繰り返せば3分以下になりそうですが、それほど折りたたむ機会は多くない物と思います。
日帰り電車輪行の場合、少なくともこの行為を4回実行することになるので5分×4回=20分にもなります。
折りたたみ<->展開も一つの楽しみとできなければなりません。
折りたたみ部分の造りが悪ければ、これが苦になるでしょう。その点ではこの自転車はそれなりに普通です。
2008-06-07
輪行の帰りに江戸川のサイクリングコースを40キロほど走ってきました。前傾姿勢を取ればロードバイク並の速度で走行できます。但し前傾した上体を支えるための強い腕力が必要です。電車に乗れる格好をしていたので暑かったせいもありますがロードバイク並みの前傾姿勢では20km走行するのが限界でした。本気モードで走るとロードバイクと余り差はありません。
輪行&走行しての評価:
・タイヤは85psiまで耐える高圧タイヤなので太い割に走行抵抗は小さく高速が維持できる。
1週間後の空気圧の減少も非常に少ない。乗る前に必ず空気を入れなければならないロードバイクとは大違い。
・変速性能は非常に悪い。ギヤが遅れて入ったり、勝手にシフトダウンしようとしてしまったりする。
調整はシビアにやらないといけないが、折りたたむときワイヤーが大きく曲げられるので、
その曲げぐせが戻るときの影響があると思われる
まだ新品に等しいのでしばらく経過を見る必要がある。
・段差を越えるときなど、どこからかかなり大きなパキパキ音がする。発生箇所は不明だが現時点の候補は以下の通り
-スタンド
-フレーム下部を通っているワイヤーとフレームの接触
-チェーンとフレーム(傷が付いていないので違う可能性大)
・クランク軸がきれいに回っていない感じがする。踏力でフレームがゆがんでいるのか、
そもそもクランク軸が味噌すり運動しているのかは不明。
・チェーンステーに取り付けられているワイヤーガイドが右足と接触する。
足のサイズが大きい人は注意!! 当方は27.5cm
・折りたたみ部分の固さがだいぶ取れた。
折りたたみ回数は6回だけであったので、走行による衝撃の影響と思われる。
・ブレーキとリムの相性が悪いのか、前輪はブレーキが鳴く。後輪は効きが悪い。
リムの表面に問題があると思われる。また、ブレーキシューが柔らかすぎる。
・折りたたんだ時の自立安定性は電車の加速時のGには耐えるが、減速時のGには耐えられず倒れてしまう。
・普段は車道を走っているので気がつかなかったが、歩道の路面は非常に荒れている
体重制限が80kgとなっているが、制限体重いっぱいの人がスピードを出すとフレームが耐えられるか怪しい。
・シートクランプはかなり強く締めないとシートポストが下がってきてしまう。
・リムの振れは発生せず。
ホイールサイズが小さいので一度振れを取ってしまえば27インチよりは振れにくいと推測できる。
・駅構内をバッグに入れて持ち歩くのはかなり体力を消耗する。
真夏は遠慮したい。今日の気温は26~27度であったが、とても暑く感じた。
この自転車は 電車+自転車 よりも 車+自転車 で使うことを考えた設計といえる。
腕力のない人は、折りたたんだときに転がせるタイプのものでないと、自動改札を通過するときに苦労すると思う。
・やはり電車内では大きく感じる
小さく折りたためるという点ではイギリスのBROMPTONというのが、良さそうだったのだが
高価なのと、ちょっと「かっこ悪い」と感じたので購入をしなかった。
折りたたみ方法は機械好きの視点で見ると、この自転車(DAHON Mu)より洗練されていて完成度が高いと思う。
・段差を越えるときに振動でハンドルに付いているベルが鳴る。
この写真中央のワイヤーを通すガイドが足に当たる。種類の違う変速機が付いている製品との互換性のために付いている物と思われる。要らないのだが...
フレームの真下を通っているワイヤー
フレームの下を通っているワイヤーとフレームの間に保護シールを張った。
2008-06-08
折りたたみ自転車なのでスピードメーターからセンサーまでケーブルが伸びていると邪魔になるのでワイヤレスタイプにしました。ハンドルの上がにぎやかになるのは嫌いなので使う可能性の殆どないベルを取り外しました。
CATEYEのワイヤレスタイプのスピードメーター。この自転車にスピードメーターは必要ありませんが、時計機能もあり、付いていると便利です。磁石が一回転するのにかかる時間から速度を計測する仕組みなので最初にタイヤの周長をセットする必要があります。
センサーの取り付け状態。
2008-06-13
たぶん、勝手に変速してしまう原因はこれ。チェーンをつないだ部分のピンが固くて「くの字」に折れ曲がった状態になる。これのせいでチェーンが暴れるか、ちょっと横に出っ張りすぎたコネクトピンがギヤのどこかに引っかかって一段上の(大きな方のギヤ)ギヤに乗り上げてしまうのだろう。買い置きしてあったSHIMANO DURA-ACE9速用のチェーンに交換してみることにした。
勝手に変速しようとしてしまう原因はたぶんこれだ。
上が自転車に付いていた物、下がSHIMANOのDURA-ACEのチェーン。
8速用のギヤに9速用のチェーンを使用しても変速性能に悪影響は殆どありません。無負荷状態での変速性能は殆ど変わっていないように思います。今日は遅いので日曜日に実走して影響を確認しよう。
オリジナルのチェーン
交換したチェーン。クランクを回してみるとだいぶ音が小さくなったのがわかる。8速のギヤに9速用のチェーンを取り付けたのでギヤとの隙間が少しだけ大きくなる。
2008-06-14
パーツケースの中にSHIMANOの古いVブレーキシューをみつけたので交換することにした。ブレーキの効きはそれほど悪くないがブレーキの鳴き対策のためだ。本来、VブレーキはMTBで山道を下っても握り疲れしないように設計されていて平地では恐ろしく効き過ぎてしまうのだが、この自転車は普通の効きしかない。古いVブレーキ本体は全て処分してしまったので、比較対象物が無く推測だがブレーキの軸(フォークとの結合部分)とブレーキシュー(=リム)の相対位置の関係でレバー比が大きく取れていないのだろう。
それにしてもオリジナルのブレーキシューの固定ネジの精度が悪い。恐らく中国製だと思うが、自転車に限らず中国製のネジは超粗悪品だ。通勤途中の車窓からはネジ工場が何軒か見える。日本のネジ業界は中小の工場が数多く集まって構成されているのだろうか。中国も日本と同じであれば中国製品の品質が向上するのにはかなり時間がかかるだろう。多くの工場の技術レベルが一斉に向上するのには時間がかかるからだ。
ここまでの評価:
・ブレーキシューはかなり安物。取り付けネジやワッシャーが低品質。
・ハブのクイックレバーは見た目きれいだが、SHIMANO製に比べると性能はかなり劣る。
とても動きが固い。シートポストの固定と同じく大径で偏芯の大きなエキセンになっていて
かなり力を入れないとしっかり固定できない良くない設計。
メンテナンス時に両側からハブのクイックを挟み込むタイプのスタンドが使用できない形状。
スタンドを出したままクランクは回転させられないので、メンテナンス用のスタンドが使えると便利。
・全体的に見た目はきれいだが、分解すると部品がお粗末。
・後ハブが僅かに偏芯している。--> ベアリングの軸とハブのボディーの軸が一致していないということになる。
・チェーンの組み付けに関しては上に書いたとおり。
シューを交換したら取り付け位置がだいぶ下がった。中古品なので平らに削れていないのが原因だ。
右が交換したブレーキシュー。たぶん「DEORE-LX」か「DEORE」の物だと思う。以前、通勤用に使用していたランドナーについていた使い古したもの。
後ブレーキはそのままとした。よく見ると左右のブレーキの高さが違っている。右が高くて、左が低い。性能に関係ないと思うが...
2008-06-15
いつものコースを60kmほど走りました。走り始めは良かったのですが、後半になってやたらとミシミシ、ギシギシ音が出始めました。音源はシートポストのクランプ箇所、かなりきつく締めているのですがそれでも緩いみたいです。ほぼ限界と思えるくらいきつく締める必要が有るみたいです。
ワイヤーとフレームがぶつかってカタカタ音がする。それほど大きな音ではない。
塗装の上からクランプされるので、塗装がはげると緩くなる。合計約100km走行してこの状態。増し締めが必要になる。調整は8mmのスパナが必要。
シートポストはフレームに直接ではなく、シムを介して締め込む方式になっています。シムが若干薄いため締め込んだときの摩擦力が不足している物と思われます。もう少し広い面積で接触している方がよさそうです。
シムとシートポストクランプ。
シムを抜いたフレーム。シムは薄いアルミなので容易に抜けます。
シートポストが緩すぎる。こんなにも隙間がある。
シムの上の方しか接触していません。
紙一枚をシムに巻き付けて少しだけきつくします。大きく改善されたような感触は有りませんが、きつくなったのは確かです。これでしばらく様子を見ます。紙の厚さは約0.1mmなので0.2mmも細くなったことになります。
紙一枚をシムに巻き付ける。紙2枚だとシートポストが入らない。
ここまでの評価:
・勝手に変速してしまう問題はチェーンの交換で解決。変速性能も全く問題なくなった。
この変更はかなりお勧め。
・ギヤ比からくる最高速度は45km/h程度。
・ローギヤは押して歩こうかと迷うくらい勾配のきつい坂が登れる。
・ブレーキシューを交換したため効きが大幅に改善された。
逆にフレームやブレーキに負担がかかるので若干強度に不安が残る。
SHIMANOのVブレーキシューならたぶんどれでも良いと思う。(推測)
・走行抵抗はロードバイクと大差無い感じ。前傾姿勢が取れないのでその分空気抵抗が大きくなるが、
同じ踏力なら2km/hの速度差は付かないのではないだろうか。
・折りたたむことを考えないなら、何だかひどく面倒な自転車。
構造が複雑な分、メンテナンス箇所が多くなる。
・最低限携行する工具はパンク修理用の「タイヤレバー」「イージーパッチ」
・折りたためるので1階<->2階へ移動させるのが容易
2008-06-16
きょうは休暇を取ったため、またいつものコースを走ってきました。今日は75kmです。サイクリングコース上では時速約30km程度の走行です。コースまでの一般道を含めて平均時速26.5kmです。いつもはスポーツドリンクをボトルに入れますが、面倒だったので水道水をボトルに入れて出発。これが大失敗。水にボトルの風味が移って、まるでプールの水のような味になります。
問題の異音はほぼ取れました。フレームの折りたたみ部分のクランプの増し締めとシートポストのシムの改良を同時にやったのでどれが本当の原因かわかりませんがシムの削れ具合から見て、シートポストが原因の可能性が大です。たった100kmの走行でシムがかなり削れているので、削れ時のエネルギーが音になったはずです。
大きな音が取れると、今度は小さな音が気になりだしてきます。走行中に磁石が揺れて音が出るのでその対策をしました。とりあえず間に合わせで弾力性のあるビニールチューブを被せました。
このバネは弱すぎる。走行中に磁石がひどく揺れてカタカタ音が出る。
何の部品だか忘れてしまったがパーツケースの中にあったビニールチューブを被せた。ミノムシクリップの絶縁体と同じ材質のようなので電機部品の物だと思う。
上の写真を見ながら、何だかこの形状見覚え有ると思った。DEOLE-LXのクイックと比べてみるとそっくり。このハブはシマノ製かもしくはそのCOPYだ。もしシマノ製なら他のKINETIXロゴの部品もOEMかもしれない。反フリー側ならシマノ製でもラジアル組みOKってことかな。
SHIMANO DEOLE-LXの後ハブ。型番はFH-M585。
シートポスト内蔵型空気入れの性能はいまいちです。口金が金属なので空気漏れしてしまいます。30psi(2気圧)が限界。空気漏れを防ぐと50psi(3.5気圧)入ります。緊急時は問題有りませんが、高速走行したいなら高圧に出来るポンプを持って行った方がいい。
バルブに厚いゴムチューブを被せて空気漏れを防ぐ。
これが限界。
Oリングをこんなふうに使用しても良い。
内径4mmのOリング。安価に入手できる。
2008-06-19
チェーンの問題の原因を探ってみました。チェーンはリンクピンという物で繋ぎますがタガネでも使って打ち込んだのではないかという痕が付いています。かなり無理な力を加えて繋いだと見えてリンクが大きく変形しています。動きが渋い原因は組み付け時のチェーンの変形とみて間違いなさそうです。中国人曰く「チェーンなんかタガネで繋げばいいアルヨ」。ちなみにKMCは台湾のメーカーです。「独立は許さないアルヨ」「チェーンも独立は許さないアルヨ」
右側の穴が問題の箇所。かなり大きく変形している。上の方のリンクは軸のところでくの字に折れ曲がっている。下のリンクはすり鉢状に変形している。上のリンクの右に強く当たっている痕が付いている。下のリンクも上部を除いて円周上に、そして右側の白く光っている部分が特に強く当たっている。これではまともに動かないのは当然。この痕は約50km走行後の状態だ。
打痕が付いている。これはチェーンカッターで分解したときの痕ではない。恐らく組立時に付いた物だ。当方が使用しているシマノのチェーンカッターはこんなお粗末な打痕を付けてしまうような物ではない。
2008-06-25
折りたたみ自転車は知らない場所、知らない道で乗る機会も多いと思い保険の意味でTSマークを付けてもらった。これを付けると点検日から1年間の傷害保険が付いてくる。もちろん有料。保険加入書をみると「自転車安全整備士による自転車の点検・整備を受けたときに貼付される」とあるのだが、本当に点検されたかどうかはちょっと疑問。チェーンの不良は気づかないかもしれないがリムが大きく振れているとブレーキの遊びをうんと大きく取らないといけないので実質的に調整が出来ない。JIS規格の1.5mmというのは走行性能を考慮した物ではなく、安全性の面からリムの振れは1.5mm以下でなければならないと規定した物だ。リムの振れが大きいと走行性能が落ちるのではなく安全性が確保できないのだ。実はリムの振れ意外にも透明のフィルムがタイヤとリムの間に挟まっていて、ホイールを回してみるとこれがブレーキシューと接触して音を立てる。たぶん後輪を回してみなかったのだろう。それでもTSマークは貼られてくる。事故によって保険が適用されれば保険会社は困るだろうが、整備不良が原因でなければ自転車店はおとがめ無しだろう。整備なんかしないでそのまま販売してしまった方が儲けが大きい。保険会社も整備不良が原因の事故率(たぶん数%以下)くらいはきっちりおさえているだろうから自転車店の果たすべき役割を心得ているだろう。役割はもちろん保険の勧誘だ。TSマークの本来の目的は「安全性の確保」なのだろうが売り手の立場でみると別の目的がみえてくる。はっきり言ってこの「のどチンコ」マーク、自転車におまけで付いてくるならかまいませんがカネ払ってまで付けるのは無駄です。
TSマーク。保険の保証は重度後遺障害で30万円、15日以上の入院で1万円。第三者が重度後遺障害を受けた場合最大1000万円。実際この保証範囲に入る事故は非常に少ないのでは?
折りたたみ自転車の不具合についてはいろいろあるようで、低価格帯の自転車の実態については自転車産業振興協会のレポートが参考になります。折りたたみ自転車はフレームが破損してしまうなど、かなり悲惨な状況です。シートポストの固定力についての問題もあるようですが、設計が悪くてシートポストをしっかり固定できないと言うことでは無いようなので、問題だと指摘されているものの幾つかは実際には問題ではありません。シートポストの固定(=サドルの高さ調整)は自転車店やメーカーではなく自転車に乗るユーザーが実施するからです。また、各車種1台だけの試験を実施しただけのようなので特定の車種の善し悪しではなく平均的に折りたたみ自転車が持っている問題としてレポートを理解した方が良さそうです。
2008-06-28
とりあえず まとめ:
ダメなところを中心にまとめます。これらのダメなところが解決すれば良い自転車になります。
設計に起因する問題があるため、そのままの状態で良い自転車であると評価は出来ません。
もっと走ってみないとわからない部分については、だいたい500km走行毎に経過を追記予定です。
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購入前の注意点:
購入する前にもう一度その自転車が本当に必要なのか考えよう
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■販売店について
・折りたたみ自転車は先ず店探しから始めるべし。さもなくば自転車のメンテナンスをマスターすべし。
・リムの振れがひどく、もし自分で振れ取りが出来ないなら振れを取ってくれる自転車店で購入する。
・自転車量販店(それ以外の量販店も)は物流会社であり自転車を配達するのが仕事である。
・不具合の修理依頼は直接自転車店に出向くのが理想。通販の場合もメールではなく電話で。
■この自転車について
・11kgの自転車の運搬は体力が必要。自転車以外にも荷物があるはず。
・同価格のロードバイクやMTBよりかなり安い部品を使用しているので割高感がある。
・シートポストポンプはあくまで緊急用。フロアポンプ(普通の空気入れ)も購入する必要がある。
バルブはフレンチバルブなのでママチャリ専用の物はダメ。空気圧計付きの物が良い。
・フレームの折りたたみ部分は数100km走行したら調整が必要。8ミリのスパナが必要。調整は容易。
・折りたたんで持ち運ぶのが容易だということは、あなたの自転車を誰かが折りたたんで運び去るのも容易だ。
・普通の自転車より構造が複雑。異音が出る箇所も多い。
異音が出ている場所を探り当てるのは難しい。許容すべき異音であるのか、問題の前兆なのか判断する必要有り。
メンテナンス箇所も多数有り。
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組立が原因の不具合:
組立直せば不具合は解消する。それなりの出費は覚悟しよう。
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・後輪の過大な振れ
症状:後輪の横振れ 約3mm 詳しくは上記参照 (前輪はJISにぎりぎり収まっているレベル)
対応:ニップルを全部交換してホイール組み直し。全後輪ともに実施。
・チェーンの組み付け不良によるチェーンの変形および機能不良
症状:変速不良 詳しくは上記参照
対応:チェーン交換
・リムにゴミ咬み込み
症状:後輪のタイヤとリムの間にゴミが咬み込んでいた
ゴミはタイヤの側面印刷の保護?のための透明なフィルムと思われる
ホイールを回転させるとゴミがブレーキシューと接触して耳障り
対応:空気を抜いてリムとタイヤの間に挟まっているゴミを除去
・ブレーキのあそび過大
症状:リムの振れを取ったことによる副次的問題
対応:ブレーキ、リム間の距離の調整
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設計に原因があると思われる不具合:
設計に起因する問題は解決したと思っても、再発するかもしれない
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・シートポスト付近での異音
症状:以下の状況で異音発生
1.路面からの衝撃を受けたとき
2.クランクの回転と同期して
3.サドルからケツを浮かせた直後
対応:シムに紙を巻いてシートポストの遊びを少なくする
・シートポスト内臓空気入れの空気漏れ
症状:空気漏れ 限界空気圧30psi
対応:ゴムパッキン(Oリング)の携帯 詳しくは上記参照
・後輪の磁石の走行中のがたつき
症状:がたつきによる異音の発生
対応:バネのビニールチューブへの交換
・ハンドルの回り止めの遊び過大
症状:回り止めはハンドルと前輪の向きが合うようにするために付いているが
遊びが大きすぎて固定時にハンドルと前輪の向きをあわせるのに時間を要する
過大な遊びの原因は製造コストを抑えるための設計に起因する
対応:もし、クランプが走行中に緩むと操舵不能になり非常に危険だが
走行性能に問題ないため当面対応せず。今後の改造課題。
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パーツの選択が原因の不具合:
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・前輪ブレーキの鳴り
症状:ブレーキング時のキーキー音
対応:ブレーキシューの交換
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はっきり言って安物です:
割高感の大きくしている部品たち
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・ブレーキシュー
・後ハブ
・リム(そもそも20インチには品質の良いリムが無い?みたいです)
・ワイヤー
・ペダル
・後変速機(シフターのことではない)
・ブレーキ
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お勧めの改造:
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・三ヶ島のイージーシリーズペダルへの交換
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お勧めのアクセサリ:
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・ワイヤレスタイプのスピードメーター
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お勧めしないアクセサリ:
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・DAHON純正の20インチ用輪行バッグ。マルチキャリーバッグという名前の物。
サイズがぎりぎりすぎて自転車を入れるのに時間がかかる。
折りたたんだ自転車の上から被せて、自転車を横倒しにし、底面のチャックを閉める
という手順で収納するのが正しい手順だと思うが、横倒しにするのは有りか?
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これだけは携帯して走ろう:
ステム?の中に押し込んでおこう
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・パンク修理用のイージーパッチ(穴の空いたチューブに張るシール)と換えチューブ
・空気漏れを防ぐためのOリング
・タイヤを外すためのタイヤレバー(タイヤが柔らかいので無くても何とかなる)
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小径車について言われていること:
感じ方は個人差がある
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・ハンドリングに落ち着きがない
--> その通り。時速10km~15km以下では特に。逆にそれが面白い乗り味になっている。
転倒しやすいとかいった感触はありませんが高齢者にはお勧めできません。
・ホイールベースが長い小径車は安定感がある:
--> ロードバイクやMTBよりは確実に落ち着きがない。
実際この自転車は当方のロードバイクよりホイールベースが長いが不安定です。
これはホイールベースの短い小径車とホイールベースの長い小径車を比較した時の物だと思う。
落ち着きがない原因は車輪回転時のジャイロ効果による物でしょう。
自転車のホイールを外してハブの軸を手でもって、出来るだけ高速で回転させる
そして軸を好きな向きに動かしてみる。ものすごくマッチョなやつでない限り軸を思った方向に向けられない。
これがジャイロ効果。ハンドルを切ったのと反対の方向に車体を倒すように力が働きます。
(追記)
不安定さの原因はタイヤの接地面積が進行方向に対して短いのが原因では無いだろうか?
27インチの軽量ホイールと重量ホイールに特に差は感じられないのでジャイロ効果によるものが
100%であるとは言えないと思う
・発進時のこぎ出しが軽い:
--> 車輪が小さいので、慣性モーメントが小さいことを以てそう言っているのだと思うが体感できませんでした。
これは根拠のない噂と捉えて間違いありません。
(慣性モーメントを計算すれば数字で示すことが出来るのですが面倒なので省略)
・路面からの突き上げがひどい:
--> ママチャリに比べれば確かに。スポーツ車としてみるならむしろ柔らかい方です。
(ママチャリが柔らかく感じるのはサドルにバネが付いているからです)
・スピードが出ない:
--> 出ます。それもかなり。人力で漕ぐのですから身体能力が高ければスピードは出ます。
・スポークが良く折れる:
--> 振れが大きいまま乗っていることが一因になっているかもしれません。
ブレーキをかけつつ段差を乗り越えたらスポークに強い力がかかるのは確かです。
折れたら当ページに追記しますので折れることを期待してください。
スポーク折れの経験は一度もありませんので、もしこの自転車のスポークが折れたら
良く折れるというのは真実だと思います。
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DAHONについて:
1台だけの購入ですが、当方の印象と期待
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・特許を多数持っているらしいのですが、何処が特許なのかわかりませんでした。
フレーム折りたたみ部分の「コの字」型クランプでしょうか?良い設計だと思いますが同業他社の構造の亜種に見えます。
一般人は「特許を持ってる」=「技術力が高い」と思うはずです、
特許に関しては、この心理を利用したDAHONの単なるイメージ戦略だと思います。
・設計、製造、販売のバランスが取れておらず 設計:並の下 製造・組立:ダメ 販売力:良 と言ったところでしょうか。
過去の製品を見るとかなり不細工です。苦しみながら改良を続けて今日に至ったのでしょう。
組立(あまりに雑です)を含めた製造の部分に力が入れば良い製品が出てくると思います。
部品については多くの部品が自社製品ではなくOEMかもしれません。
2008-07-29
不良品のチェーン。6/14に交換を依頼して、届いたのが7/20になった。販売店も製品のことをあまり知らないようだし、保守部品として純正品の供給が出来ないところを見ると、製造メーカー、代理店、販売店の仲が悪そう。やはり自転車はママチャリ、ロード、MTBのどれかを買うのが一番いい。アクの強い自転車を買うのは止めよう。ちょっと懲りた。
組み付け不良で使えなくなった純正チェーンの保守部品として送られてきたチェーン
シマノの安いやつだが純正品より形状がいいので、変速性能はこっちの方が上だろう。黒いのがいまいち。
2008-09-28
あまり走っていません。現在まで約300kmです。
現状:
1.異音の再発はありません
2.ボトルケージが地面に対して水平に近いので保持力の弱いケージだと荒れた路面でボトルが落ちます。
写真のミノウラの軽量な物はダメです。
3.落ち着きがないハンドリングなのですが時速20kmも出ていれば両手放し可能です。
4.空気圧を60psiにすると、タイヤの接地幅は13~14mm程度です。
5.シフトダウン(小さいギヤ->大きいギヤへの変速)は高速ですが、シフトアップは1テンポ遅れます。
シフトダウンはロード(DuraAce)、MTB(XTR)より高速な気がします。(気のせいかも)
6.走行後、シートポストを一拭きしないと収納時に「ジャリッ」といいます。
7.立ち漕ぎをすると後輪が蛇行するような感覚があります。後ろから見ていないのでどうなっているか不明です。
右を踏み込むと左に逃げ、左を踏み込むと右に逃げるような感覚があり、効率よく進んでいる気がしません。
ロードバイクとは「固さ」が違うというレベルではなく、明らかに「挙動」が違います。
8.ブレーキシューを交換した前ブレーキは効きすぎる。
9.折りたたんだ状態で保管していますが、ワイヤーの曲げ癖による変速不良はありません。癖も殆ど付きません。
10.前傾姿勢が弱いので首への負担が殆どありません。
ボトルケージはフレームの上に取り付ける。ボトルはほぼ水平になる。
折りたたみ時はワイヤーが強く曲がる
2008-10-12
いつ割れたのかは不明。見たら割れていた。この構造だと他車でも同じく割れていると思う。
割れてる。回り止め?
2008-11-01
DAHON純正のマルチキャリーバッグは縫製が良くありません。破れたのではなく縫い代が足りなくて外れてしまったという感じです。このバッグは収納がしにくいので別の製品を購入した方がよいでしょう。修理にはミシンを使いたいところですが、持っていない家庭も多いと思います。家庭用以上、工業用未満といった感じの「職業用ミシン」はきわめて完成度の高い機械で、一生壊れることが無いと言っていいほど頑丈なので買って損はしません。当方はJUKIのシュプールというのを使っています。
縫製が良くない。
タイヤが蛇行しているため走行音がとても気になります。前輪は問題ないのですが、後輪が蛇行しています。試しにタイヤを交換してみました。
パナレーサーミニッツライト 実測187g
パナレーサーR-AIR 実測54g。長い方は27インチのチューブ。細いので両者の重量は殆ど変わらない。
タイヤ交換はかなり面倒です。後輪は変速機が邪魔でとても外しにくくなっています。27インチなら全く苦労せずに外せますが、この自転車は無理です。タイヤを交換した後に空気を少し入れて、チューブの咬み込みがないかを確認してから空気圧を上げますが、手で回しても1回転してくれません。後輪のハブの回転が渋すぎです。パンクの時もタイヤ交換と同じ手順になるので、このハブの回転抵抗の大きさはいただけません。ハブはいずれ交換することにします。
交換したタイヤの使用感など:
・あまり丸くない。(断面形状のことではなく自転車を横から見たときのタイヤの丸さのこと)
・走行抵抗が軽くなった印象は殆どない。
・100psiの高圧にするとかなり固い。
・チューブと合わせて物理的には380g軽くなる。
・路面の段差に注意が必要。(2cm程度の段差にタイヤをとられて落車してしまった)
後輪が無くてもサドルを下げると自立する。
後輪だけ交換した状態。後輪だけ細いタイヤに交換すると、ひどく傾くので前輪も交換。
オリジナルタイヤとの太さの違い
2008-11-22
ボトルケージはこれにしました。かなりきつめなので、しっかりホールド出来ます。荒れた国道3号の歩道(ものすごく荒れている)を3時間以上走行しましたがボトルを落とすことは有りませんでした。
TACX TAO
2009-01-05
穴が空いた部分をほどいてみましたが、穴が空いたのではなく生地の縦糸と横糸がほどけた感じです。自転車を入れる袋としてふさわしく無い生地です。折り返して縫わないとまたほどけてしまうでしょう。
穴が空いた部分をほどいてみた
サドルにぶら下げる部分の近くもほつれてきた
生地が良くないので、また穴が空いてしまうかもしれませんが力がかかりそうな部分を目を細かくして縫っておきました。
修理に使ったミシン
このミシンは上に1本だけ乗っている工業用の丸針を使います。家庭用の物は下の物。針が平たく削ってあります。
皮革用の糸
紺色の糸を使ったので縫い直した部分が解ります。目を細かくしました。その右側の黒い糸がこの製品そのものの縫製
2009-12-08
現在までの走行距離は770km。なかなか距離は伸びません。目立ったトラブルは無し。
今までの感想まとめ
・細いタイヤは固すぎる。オリジナルのタイヤの方がずっと良い。
・駅構内ではやはり重すぎる。あと2kg軽量化が必要。無理だけど...
・輪行袋を肩にかけたときに持ち手が無くて安定しない。
・スタンドの足が少し長い
・CATEYEのワイヤレススピードメーターは使わないとバッテリーの持ちがかなり良い。
取り付けてから1年半経つが、まだ一度も交換していない。
固定用の磁石が取れた。
現在までの走行距離。