バイスのシャフトの断面は六角です。
直径６０ミリの小さなハンドルになります。小物を挟むだけならこれでも十分な締め付け力が得られます。材質はＳ４５Ｃ。６２０ｒｐｍで削ると青いキリコが出ます。表面はピカピカに光っています。びびる直前が一番表面がきれいに仕上がるような気がします。
６角穴の下穴はドリルであけます。
六角穴の図面です。これを頼りに４ｍｍのエンドミルで六角穴に仕上げます。フライス盤にはＤＲＯを付けたので刃物の座標だけで加工が出来ます。
締め付け力を強くしたいときの棒を通す穴をあけています。
エンドミルで六角形を削ります。エンドミルは４ｍｍ。エンドミルにはガムテープを巻いて切り込む深さを一定にする目印としています。右は完成品。手触りがよいように紙ヤスリで磨いてあります。
六角穴の形状はこんなです。
１カ所刃物を食い込ませて失敗してしまいました。６面あるので一カ所のミスはあまり影響ありません。失敗の原因はロータリテーブルとフライス盤の固定を一カ所忘れていたため。写真はあわてて取りつけた後です。４ｍｍのエンドミルといえども食い込むとチャックを取りつけたロータリテーブルを持ち上げてしまうほどの力があります。驚きました。
バイスに取りつけたところ。
(2005-05-29)
締め付けトルクが不足していたので短いハンドルを付けました。輪ゴムは抜け止めです。
