中華エンジンEFI化

長期放置している間に中国製のEFI関連部品の入手性がかなり良くなっているのでインジェクション化してみる


2024-02-06

エンジンはこれ。125cc。車体は完成していないのでテストベンチで実験するがテストベンチも作る必要がある。一旦キャブレターで回してみてからEFIに換える

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スロットルボディー。PCX150用。流用するのでセンサーのデータシートは無い。センサーの特性を計測する必要がある

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スロットルポジションセンサー。検索してもピン並びがわからないので基板をむき出しにした。これはスロットルポジションセンサーに加えて吸気温度、負圧センサーがセットになっている。温度センサーはNTCと書いてあるのでたぶんNTCサーミスタ。スロットルポジションセンサーは可変抵抗の端子がそのまま出ているのではなく電子回路経由になっているようでテスターで計測すると抵抗値は数MΩ。5Vの電源を入れると抵抗で分圧された電圧が出てくる。端子の並びはHONDA車共通にはなっていないようでCB125Rとは異なっていた。OUTがスロットルポジションセンサー、OUT1が負圧センサー。GNDは3つのセンサーで共通。NTCサーミスタはGND-NTC端子間にそのまま繋がっている

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IACバルブ。アイドリング時の空気の流量を決めるのが主な役目。たぶんステッピングモーター。4端子なのでバイポーラステッピングモーターの端子がそのまま出ているのだと思う。エンコーダーなどは付いていないようなので電源を切ってしまうとバルブがどの位置にあるかはわからなくなる。電源投入後フルストローク分回して全閉位置を決めていると思われる。自動車用のコネクターは特殊なものが多く探すのが難しい。見つからなければ直接半田付けするか3Dプリンターでコネクターを自作

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上側の穴がIACバルブに繋がっている。バタフライバルブ全閉の時はこの小さな穴からだけ空気を吸っている。出口はバタフライバルブの奥にある。横から出ているのは温度センサー

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2024-02-13

インジェクターはSH-mode用が合う。インジェクターを押さえる部品はPCX150用。インジェクターの構造はソレノイドバルブでON/OFF以外の値は持たない。噴射量を変更するためには燃圧を上げるか開いている時間を調整するしかない。燃圧をエンジンの出力に合わせて変更することは難しいので開いている時間が唯一の噴射量調節方法

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コネクターを3Dプリンターで作ってみたがイマイチ。弾力性のあるTPUで作らないとダメな感じ

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2024-02-14

この横型エンジンは下側でも固定できる。車体への取り付けはこの2本のM8ボルト。下側はステップを取り付けるための物なのでどちらも強度は高い

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2024-02-17

下側はアングル鋼材の方が作りやすいがぶどう棚を作った時の端材を使い切ってしまいたかった

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2024-03-29

古河電気のコネクターだと思ったが違うようだ。どちらも中国製の互換品。微妙にサイズが合わない。IACVの品番は16430-K35-V01。ピン間ピッチは3mm。インジェクションもスロットルポジションセンサーユニットもコネクターは住友電装なので住友電装のサイトで4ピンコネクターを検索したが該当するものは無かった

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