2023-12-16
ケースは明邦化学のジミーケースM

・赤矢印のネジが基板の高電圧計測端子と金属ネジ経由でアルミ板に接触している 計測するときはこのアルミ板を柵線に接触させる
・青矢印がアースこれも金属ネジ経由で基板の計測端子に接触している 計測するときはアースアルミ板を地面に置いて踏みつける

基板表面
・キットは所定の部品を所定の場所に半田付けするだけです 動かない場合の原因は99%以上の確率で部品の取り付け向きの間違い、半田付け忘れ、間違った部品の取り付けです
・印刷してあるのは部品番号です。半田付けすべき部品は部品表を参照します
・青く囲ったところが高電圧計測端子アース側。ここから電線を伸ばしてその先に金属板を取り付ける。
計測するときは金属板を地面において踏みつける もちろん靴を履いて
・赤く囲ったところが高電圧計測端子の柵線側。ここを柵線に接触させて電圧を計測する

部品表 向きがある部品に注意してください 両面基板は半田付けを間違えると簡単には取れません

ダイオードは黄色矢印の所にある黒い帯で向きを判断する
RANGEと印刷してあるところにジャンパーピンを取り付けると計測できる最大電圧が10000Vになります

ダイオードは赤く囲んだ側がプラスで足が長い

基板中央部

LEDはプラス側の足が長い

ご参考の回路図
回路の解説:
・電気柵の電圧をR1+R3+R4+R5+R6=500kΩとR11+R13=240Ωで分圧
R13をショートさせた場合はR11だけで分圧
・D1,D2,D4,D5は柵の極性が逆になっても計測出来るようにするブリッジ
・D6は回路の保護用
・IC2はピークホールド回路のオペアンプ
レールTOレールの単電源
高速性が要求されるので動作の遅いオペアンプを使用すると電圧が低く計測される
但し、電気柵の場合周辺の雑草が伸び柵線に触れて電圧が低下していることを確認するために使用することが多いので計測精度はあまり問題にはならない
・R9はC9の放電用
・LM3914をMPUで置き換える場合はIC2の7番ピンをADコンバータの入力に接続する
・この回路の電源電圧は4.5Vとなっているが5Vでも動作する
オペアンプMCP6292が5.5V耐圧なので電源電圧は5Vが最大
