プラム栽培

プラムの栽培

品種:
 太陽x3
 サンタローザx1

害虫:(害虫は地域差が大きいのでネットの情報は参考程度にしか役に立たない)
 プラム実に侵入する害虫は袋を破って中に入るので袋掛け自体に効果は殆ど無く農薬の雨による流出防止と鳥から見えなくするのが袋掛けの目的
 早い個体では5/20頃に侵入が開始される
 農薬の効果が1ヶ月持続すると計算してすると
  5/20 袋掛け
  6/20 袋の上から農薬散布
  7/20 袋の上から農薬散布
  8/20 収穫
 というのが正しいと思われる
 5/20はまだ実の肥大期で虫の発生は少ない表面が紅くなる6/10頃に袋掛けするといくつかは虫にやられる
  6/10 袋掛け
  7/10 袋の上から農薬散布
  8/20 収穫 収穫時期には農薬の効果は切れているが熟し始めると虫の侵入が止まる
 この方式は失敗。軸の部分から侵入する虫を防げなかった(2023年 収穫出来たのは2個だけ)

植えつけ場所:
 受粉樹との距離はあまり長く出来ない20m離すと結実しにくくなる

生き様:
 果樹は急激に大きくなるので上方に伸びて収穫しにくい枝は切り落とす
 剪定時は実や葉の重さでかなり枝が垂れる事を考慮する
 ブドウの短梢剪定のように強剪定しないと5月中頃には葉が混み過ぎてしまう
 1年置きに不作/豊作を繰り返す


2014-12-01

1本約¥600の苗。太陽3本、サンタローザ1本。ここはまとめだけ詳細はPlantsNoteを使う
PlantsNote 太陽
PlantsNote サンタローザ

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この説明は当てにならない。説明が間違っているか品種が違っているか、それとも両方かもしれない

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受粉木。太陽との相性はハニーローザが良いらしい。但しネット上に情報は1件だけ

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太陽は自家受粉しないはず

根の状態。ほんの申し訳程度

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当面鉢植え。直径43cm。大きいのは40リットル。土はカインズホームの培養土。ポットに入っていた土は根が乾かないようにするための物だと思う。異常にかび臭いので使わない

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2015-04-03

ブドウは春でもホームセンターで苗が売られているがプラムは冬限定のようだ。冬に植えて春に芽が出るまで待つ必要がある。春まで全く変化が無い。保温のため地面に埋めてある

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2016-04-02

ブドウの鉢が空いたので植え替え。コガネムシがいる鉢は根が食われて土が崩れてしまう

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一鉢だけコガネムシ多数

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植え替え完了

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2016-11-10

一鉢だけ移植

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土は300リットル程度

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残りはそのまま。移植は来年

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2016-11-18

土が邪魔なのでもう一鉢移植することにした

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水道管らしきものが埋まっているが取れない。先端が曲がっているらしく抜けないので切断した

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植え付け完了

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2017-04-05

開花はソメイヨシノとほぼ同じ時期

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2018-08-22

毛虫。大きくなると散らばるので早期発見が重要。プラムの葉は害虫に一番人気がある

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2020-03-19

5年目

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早く植えつけたものほど土の量が少なく小さい。地植えでも植物から見たときに無限に土があるわけではなく根を張りやすい柔らかい土が多くあるほうが良く育つ

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2020-07-26

太陽は虫の侵入で今のところ全滅。無農薬は無理。来年は4月末から5月連休中あたりに農薬を吹きかけて袋掛けする予定。うまくいくかはわからない

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侵入した虫。大きくなると幼虫のまま地面に落下して地中で蛹になるらしい。成虫は蛾

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侵入はヘタの部分から。脱出は別の場所。これは2匹入っていたと思われる

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サンタローザは7割が無事

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太陽とサンタローザ。太陽は一回り大きい

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2021-05-18

ベニカベジフルスプレーを刷毛塗りして袋をかけた。雨が降ると重くなって枝が垂れる

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片側が斜面だと斜面から逃げるように育つので手前に枝が垂れる。これはどんな植物も共通。これはあまり結実していない。根域が飽和しないと結実しにくいのか受粉樹から遠いのが原因かわかっていない。植物には樹が元気でないと結実しにくいという性質、危機的状況になると子孫を残すために結実しやすくなるという特性、もうこれ以上大きくなれないと結実しやすくなるといった複数の条件があるので結実しない真の原因を突き止めるのは難しい

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かじられた跡があるが虫は見つからなかった

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2023-06-03

剪定失敗で暴れまくっている。上に伸びる太い枝は脚立を近くに立てられず収穫困難になるので切り落とした
・選定しすぎると樹が復活しようとして実付きが悪くなるような気がする
・新芽から数カ月で太さ1cm程度の枝に成長するので細い枝は全部剪定して問題無い
・枝を残しすぎるとこの写真のように混み過ぎてしまう
・ブドウの短梢剪定のように今年伸びた長い枝を全部切り落としてもいいように樹形を整えるのが正しいのではないかと思う

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3月から伸び始めた枝が6月初の現在1cm程度の太さに成長している

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3割程度の虫の侵入の形跡がある

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表層だけではなく

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内部まで到達している。赤くなり始めるのは約1週間後。殺虫剤散布を2回に抑えるため1週間待つ。肥大しきれない実は小さいまま赤く変色して地面に落ちる。樹が勝手に選別を行う。大きくなってから赤くなるのは熟し始めの合図。3回殺虫剤を散布するなら5/10頃が初回になるがこの時期はまだ肥大する実と落果する実の選別が出来ないので樹全体に殺虫剤を噴霧するしかない。これは農薬の必要量を多くする。混植してあるブルーベリーやブドウに必要のない農薬をかけることにもなる。袋掛け直前の農薬散布であれば必要な実にスプレーボトルで少量の殺虫剤を吹きかけるだけで済む

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2023-08-22

やっと収穫できた太陽。2個だけ。農薬散布回数2回だけでは2個しか残らなかった。ハクビシンに食われたものも多い。酸味は弱いので皮ごと食べたほうが良い

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農薬散布は5/20頃が1回目。1カ月おきに合計3回。8/20頃収穫というのが最小使用量と思われる。2回目からは袋の上から。袋を食い破って侵入するので袋に散布しても効果がある

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プラムの木に登るハクビシン

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帰宅するハクビシン

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