2012-10-14
使った漂白剤はオカモト(株)の酸素系漂白剤。製品名は「やさしい」か? 成分は過炭酸ナトリウム100%

購入してから20年経過していると思う。日立の洗濯機、容量7kg

amazonで購入
水温40度で約450g投入

残量

水温
ゴミ取りネットは外しておいた。投入直後直ぐに汚れが剥離してくる。繊維くず、カビ、石けんカスが混ざったような物。

攪拌直後。水に溶けにくいのか?

洗濯槽のクリーニングは10年近くやってなかったような気がする

1時間後さらに攪拌。頻繁に攪拌してもあまり効果は無い感じ。

溶けずに沈殿しているのか、泡が出てくる。洗濯槽の汚れは洗濯頻度によってかなり異なると思う。頻度が高いと洗濯槽が乾燥する時間が短くなるのでカビが発生しやすくなるはず。

約6時間後

すすぎ1回目

正面パネルを外したところ。左側の村田印の当たりから下が少し黒くなっている。たぶん汚れはここから下が酷い。すすぎの水量は最低の24リットルにした。洗浄も最低水量で高濃度漂白剤を使う方が合理的か?

すすぎ2回目

すごいのが出てきたよ。カビでは無い固形物。分解掃除した方がよさそう。作業着を洗った時の木くず、枯れ葉、土などが混ざって固まった物では無いかと思う。

すすぎ3回目。これで終わり。

新型はこんなのがある。(追記 プラスチックの内張があるのでこれでは綺麗にならないことが分解してみて解った)

いらない機能も盛りだくさん。洗濯機はシンプルなほうが良いと思う。当方の洗濯機にも風呂の残り湯取り機能やイオンなんたら洗浄というのが付いているがまったく使っていない。使ってみるとあまり便利ではないし効果があるのか疑わしい。しかも新機能は洗濯機に限らずすぐ壊れる。新モデルが出るたびに基本機能はそのままで新機能だけが入れ替わって行く。家電は基本機能だけでよい新機能はいらない。

乾燥が終わるまで2時間半もかかるのか。一人で何でもやらないといけない単身者には便利だけど高価

役に立ちそうも無い。部屋干のほうが早くないか?
分解するよ。ネジ4本緩めれば頭が取れそう

隙間からのぞいてみると奥の方は本体と繋がっていない

両サイドの茶色いホースとワイヤーハーネスを外せば頭がとれる。ホースは水位センサーでは無いかと思う。

電線はここで接続されている。コネクターを外せば良い。続きは明日やろう。

2012-10-15
頭が取れた(これはパルセータを取り外した後の写真)

2本の茶色いホースはイオンなんたら洗浄機能用の物だった。水位センサーでは無い。

パルセーターはこのネジを緩めるだけ。

つかむ場所が無いのでガムテープを貼って引き上げる。パルセーター側はプラスチック、軸は金属。回り止めはスプライン。

黒カビは無い。漂白されてしまったか?

パルセーターを取るとその下はこんな感じ。ゲロゲロな状態では無い。黒いヒトデは鉄に見えるのだが全く錆びていない。中央のナットは固い。しかも異形。

バイスで挟んで横から叩く。金槌ではダメ。セットウ(小型ハンマー)で叩いてやっと外れた。金槌でも強く叩ければ外れると思うが狭いので無理。モンキーレンチでは絶対に回らない。シャフトが40mm突き出ているので口の深いバイスで無いと銜えられない。

ナットは薄っぺら。少し錆びてる。ステンレスじゃ無いのか? その下にあるのは波形ワッシャー

回転槽が引っこ抜けるはずなのだが...

これでもダメ。バイスは逆方向に力を加えることを想定していないのであまり無理は出来ない。PPロープは意外と丈夫。たぶん300~400kgはかかっていると思う。プーラーが無いと無理な感じ。ホームセンターに買いに行ったら安っぽいのが¥2300。特殊工具をホームセンターに買いに行くのは間違いだね。高いのでネットで購入。重量物はホームセンターの方が安いこともあるが殆どの場合、送料を入れてもネットの方が安い。届くまで中断。

2012-10-16
ナットの形状実測。正六角形からハッチングの部分を切り落とした形状。38mmのソケットレンチで回る形状だが、なめやすい。6角(12角じゃ無いやつ)&セミディープソケット&38mmという条件だと3/4インチ(19mm)差し込み角の大きな物になる。これ設計した人は相当意地が悪い。買い換えるとき日立は避けよう。

届いたが巨大。造りはホームセンターの物より10倍しっかりしている。¥5310。高いが形がかっこよかったので買ってしまった。

一旦爪を外さないと爪が穴に入らなかった

あまり汚れていない

回転槽の外側もあまり汚れていない。縁のプラスチックの白い輪の内部には液体が入っていて回転時のバランスを取っている。

軸内側。ヒトデ型はアルミ鋳物のようだ。ほぼ全面固着しているのでプーラー無しでは絶対に抜けない。白い物は酸化アルミニウムでは無いかと思う。石けんカスにしては固すぎる。

内張を外す。ここはゴミが堆積していた。

プラスチックの内張下側を外したらすごいことになっていた。ここは密閉状態になっているのでゴミが堆積しやすい。ゴミが入ったら出口が無い。

内張の裏。この内張りを分解しなくても外せるように作ってあれば漂白剤洗浄で十分いけると思う。内張は回転槽の外側からビス止めされているので分解しないと外せない。

ヒトデを取り外したらボルトが折れてしまった。たぶんステンレス。腐食を起こしにくい特殊な物かもしれない。ヒトデがアルミなので異種金属同士の腐食が起こりやすい。水分たっぷりの状態で20年持ったのはある意味すごい。5~6年経った物はヒトデを外さない方が良いと思う。工具を持っていないと折れたときの修理が出来ない。外さないと少し洗浄がやりにくくなる。

ラジコンサーボのような物が排水バルブを動かしている。組み立てなくてもサーボに付いている腕を引っ張れば排水可能。

折れたボルト。ヒトデはだいぶ腐食している。

2012-10-17
折れてしまったボルトの修理。M6のボルトの中央に5mmの穴を開けてM6のタップを切る。普通はもっと大きな穴を開けてM8のタップを切るのだが、あまりにも完璧に固着しているので元々のボルトと同じサイズのタップが切れる。組み立てたら再分解するつもりは無い。

軸内側。クリーニング後。

クリーニングした後のヒトデを差し込んでみた。軽く叩かないと入らないと思ったがユルユルだった。

ヒトデとステンレス槽は腐食防止のためこれで絶縁されている

六角ボルトの在庫が無かったので六角穴ボルトで代用。東芝、シャープ、三菱製の洗濯機はこのヒトデが鉄板プレスで出来ているようだ。裏側に変な凹みが無いので日立よりは汚れにくい。

ゴミがこの隙間に入ると出口が無い。しかも遠心力がかかって奥へゴミが運ばれる。内部は水流の影響を受けないので洗浄液では絶対に綺麗にならない。

回転槽が全部ステンレスの一体構造ならゴミが溜まる場所が無くなる。このプラスチックの内張はゴミ取りネットと泡消し機能のために付いている。パルセーターの裏面の羽が遠心力ポンプになって写真の隙間に水が押し込まれ槽の上から水が出てくる。2つの機能がいらないなら内張は不要になりカビとはおさらばできるはずだ。

2012-10-19
なんか違う。ヒトデは腕の間が1カ所だけ狭い。

組み立て直し。これが正解。ステンレス槽のつなぎ目との重量バランスを取るための物だと思う。

38mmのディープソケットを買った。6角タイプなのでなめにくい。いつものko-ken。ホームセンターだとKTCかTONEが殆どだがネットで買うならこれが良い。どのメーカーの物も素人が使うにはもったいない品質。

組み立ててクリーニング終了。メーカーには写真の状態で洗濯槽からプラスチックの内張を剥がせる構造に設計することを期待したい。

2012-10-20
ネット上にも部品屋が何件か有る。壊れても主要な部品は全てネットで注文できるので自分で修理できそうだ。修理の記事。この機種より1世代新しいのでモーターユニットの形状が異なる

2012-11-02
脱水時に音が異常に大きくなったので確認すると回転槽がグラグラ。パルセーターを外したらナットが緩んでいた。このナットは思いっきり締め込まないとダメなようだ。

2012-11-18
別の洗濯機を掃除した。こちらの方が新しい。日立なので殆ど同じ構造。これはPAM制御なので電線が多い。両脇に電線が這っている。

分解手順は全く同じ。38mmのナットはバイスに銜えてセットウで叩かないと外れなかった。モンキーレンチを壊す覚悟があるならバイスで無くてもいけると思う。プーラーが無いと抜けないところも同じ。回転槽がなぜが自由に回ってしまうとところが異なる。PAMは機械ブレーキではなく電磁ブレーキなのか? 運転中に変な音がするので壊れているのかもしれない。

汚れているが錆と洗剤のカスの堆積物が多い。これを除去するのが一番大変。マイナスドライバー、千枚通しなどを使ったがカッターナイフで削り落とすのが一番効率的だった。

ステンレス槽の周囲はカビ

内張を剥がしたところ。やはりここが一番汚れている。カビらしき物はあまりないが繊維くずとゼリー状の物質。今回は六角ネジを外さなかった。

試運転。型番はNW-8PAM2。多機能化しすぎていて操作方法がわからない。

2013-10-12
約一年経過したのでどれだけ汚れているか確認してみた。パルセーターの裏はうっすらとカビている

ここも少しカビているが漂白剤でかなり除去できそうな感じ

塩を使うイオンなんたらが原因だと思うがここが一番錆びている。高くなってもステンレスで作って欲しい。

脱水槽外周。これは石けんカスが堆積した感じ。カビでは無い

プラスチックの内張もあまりカビていない

水流が無い部分は糸くずなどが堆積している。実家の洗濯機は1年でだいぶカビた。大きく異なるのは洗濯回数。洗濯回数が少ない方がカビにくいという結果になった。洗濯物が一杯になるまで洗濯はしないほうが良いが物干しが広くないと全部干せない。物干しが狭いと洗濯機がカビやすくなるということだ。

ついでに洗濯機パンを外して掃除。水漏れの跡は無し。直射日光は当たらないが日焼けしている。パンは木製。

床の再塗装もしておいた

2013-10-13
外国製だとステンレスの洗濯機がある。ものすごく高いが、水温が90度まで上げられるのでカビも発生しない。そのまま排水すると塩ビ管が持たないので温度を下げて排水する機能も付いている。硬水が前提の造りなので日本で使うのに適しているか不明だが対カビ性能は日本製より優れている。日本製も一部の機種で60度温水対応機がある。

2014-08-17
今年も分解洗浄。去年よりカビてる

いつもどおり。ここが一番汚れがひどい

洗濯槽のプラスチック内張り

パルセータ内側

今回は面倒なので高圧洗浄機だけでカビ落とし。ケルヒャーのバリオスプレーランスを使用

2015-06-03
臭い始めたので今年もまた分解洗浄。1ヶ月ほど前に酸素系漂白剤で洗浄したが殆ど効果無し。何故か抜けないのでプーラーを使用

これはたぶん洗剤のカス。これは臭いの原因にはなっていない感じ

底面はかなり黒カビ。金属部分だけでプラスチックはカビていない。今回は強力なケルヒャーのサイクロンジェットノズルを使用

臭いの原因は堆積した糸くず。これは分解しないと取れない

2016-05-18
毎年恒例の分解掃除。今年で5回目

液体洗剤を使っていても石鹸カスは堆積する

毎年掃除しているとカビは余り付かないが糸くずがカビ臭さの原因になる

高圧洗浄機でカビを落とす。ステンレス槽の外側に付いた石鹸カスだけは高圧洗浄機だけでは落ちないのでブラシでこする

2017-09-16
今年はだいぶカビた。いつもより5割増しの感じ

ホースが一か所薄くなっている。接触して削れていった感じ

切り詰めて強引にホットボンドで接着。洗濯機の排水ホースは¥1000もしないが20年以上も使っているので新品部品はもったいない

2018-08-13
今年は雨が少なく湿度が低かったのでそんなにカビていない

臭いの元の糸くず。小さな突起があれば必ず引っかかって堆積する

2019-10-30
雨が多い年はカビが育つ

殆どタオル地の糸くず

2021-05-05
側面までかびている。洗剤をモノタローの作業着用粉石鹸に切り替えたら洗濯物がかび臭いことに気が付く。今まではモノタローの作業着用液体洗剤を使っていたがこれは香料が少し入っている。つまり香料に誤魔化されてカビに気が付かなかったというだけだ

洗浄後

2022-06-16
毎年恒例の分解掃除。去年と全くカビの量が違う。モノタロウの「作業着用洗剤 粉末タイプ」の成分が影響している可能性大。写真だとかびていることが殆どわからないレベル

パルセーターの裏側も同様

2023-11-08
今年は夏場乾燥していたのであまりかびていない。モノタローの作業着用洗剤の影響があるかもしれない。昨年もあまりかびていなかった。糸くずはそれなりに堆積している
