建築工具修理

中古の工具の修理について纏め。引退して10年以上経つおやぢが使っていた工具の動作確認&修理&掃除。


2010-02-09

ハンマードリル。振動ドリルの大きいやつ。コンクリートを砕くのにも使える。ドリルは衝撃を与えてコンクリートを粉状にしながら掘り進む。使ってみた感じでは回転力はあまり役に立っていない気がする。今回はスコップ状のチゼルを付けて穴掘りに使う予定。土が固くてこういうのじゃないと掘れない。

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回転数は400rpmと遅い

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シャンクは2重構造になっている。入り口も六角形、奥には少し径の小さな六角形。奥の六角形だけが回転する。

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左がコンクリートをはつるためのチゼル。右がコンクリートドリル。こんな構造なのでドリルを使うときだけ回転するようになっている。

構造はシンプルなのだが買うと高い

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オイルキャップを外して中を見る

そのまま使えるがケーブルが削れているので交換する。見えているのは緑のアース線がなので、そのまま使っても問題ないが使用するのはまだ大分先のことなので交換してしまうことにした。

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外側の被覆が破れている。

2010-02-10

外径が少し細くなったが電線の太さは同じ物に交換。電線は3芯だが2Pプラグを使用した。固着したネジを緩めるのにインパクトドライバーが有効。

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かかった費用
品名 購入場所 数量 単価 解説
ケーブル 秋葉原ガード下の電線屋 1 ¥599 3m
ゴムキャップ2Pプラグ ロイヤルホームセンター 1 ¥277
圧着端子 2種 ロイヤルホームセンター 1 ¥447 20個入りなので余り多数

2010-02-19

小型釘打ち機をコンプレッサに繋いだら空気漏れ。分解してみるとプラスチックっぽい部品がボロボロ。溶けて柔らかくなった感じ。MAXの修理センターに問い合わせて部品が有るか確認。古すぎて部品がないとのこと。修理不能。

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機種はMAX330

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シリンダーの内壁はきれい

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ピストン。こんな細い棒で釘を打ち込む。

2012-12-07

日立工機DH16Vハンマードリル。古くて合うドリルビットが無いので分解。各部品はやたらと高精度。

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シャンクの形状に直接関わっているのはこの部品だけ。これのSDS版があれば復活するのだが。メーカーは一部の部品を作り替えれば新型機を作れるがユーザーはそっくり買い換えることになる。チャックアーバーをストレートに切削して差し込めばドリルとして使用できそうなのでチャック以外を元に戻した

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