工務店工事

工務店工事の様子


2010-01-18

上棟式に出す寿司を注文するために現場近くのスーパーに行った。その帰りに現場に立ち寄る。上棟は20日。2日間で土台を敷かなければならない。

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昼頃。崖の上から撮影。

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土台敷きの作業はプレカット工場で作図された図面を元に行われる。

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上の図面を見ればこの土台が何処に使用されるのかがわかる。

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2010-01-20

8:30。当方が到着したときには作業前の準備が終わっていた。クレーンのオペレーターを含め総勢9人。工事の中で最も大人数での作業になる。この日だけの応援はクレーンのオペレーターを含め4人。それ以外は土台敷きや基礎工事を担当した鳶だ。

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つり下げ能力12トンのクレーン。この位置から11m奥まで余裕で届く。

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野地板?

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印刷してある文字で何処の部材なのかがわかるようになっている

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垂木

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土台。基礎=土台ではなくコンクリート基礎の上に乗っている角材を土台と言う。鋼製束も見える。土台を敷く作業は2人で2日かけて作業。

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9:00作業開始。土台に柱を差し込んでいく。ぴったりサイズではなく5度程度傾けることが出来る程度のゆるさ。ある程度ゆるくないと柱の横に材を突き刺す構造になっている物が入らなくなってしまう。

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9:18。柱を差し込む作業完了。

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梁ははめ合わせがきつい。上からたたかないと入らない。

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9:53

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11:12。この部分が一番きつくて時間がかかった。気温は16度近くある。全員薄着で作業。

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11:24。骨組みがほぼ完成する。

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11:47。がけの上から撮影

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クレーンの裏側

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細い材はこれを使って吊っていた

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ミズダス。ダジャレ系のネーミング。

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14:33。垂木が入って屋根らしくなる。ドーマーは跡でくり抜くようにして造る。筋交いは仮止め。

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上棟は裏方の作業によって支えられている。プレカット工場で準備された図面をもとに組み立てている。これは1階野地板のレイアウト。全ての柱、梁、板にはどの位置に取り付ける材なのかが印刷されている。

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15:14。野地板の施工

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16:28。防水シートを貼って作業終了。これで雨が降っても大丈夫。正味の作業時間6時間でここまで出来てしまう。クレーンのレンタル料が1日¥75000なので1日で終わらないと工事費用が高くなる。

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上棟式に準備した物。定番は赤飯、鯛の塩焼き、200cc程度の酒の小瓶とご祝儀。

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上棟式の様子。基本的に地鎮祭と同じことをやる。式の後は近所のスーパーの惣菜コーナーに頼んでおいた寿司をみんなで食べる。量は普通に人数分を用意する。この季節にしては珍しく日中は16度もあった、それでも日が落ちると寒い。石油ストーブやハロゲンヒーターを持って来るべきだった。
途中の休憩は通常
 10:00 15分
 12:00 1時間
 15:00 15分
程度らしい。運動量が大きいのでこれくらい休憩が入らないともたない。今回は15:00の休憩はなかった。

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2010-01-26

電気の引き込み線の経路を確認するために現場に行ったついでに進み具合を確認。あまり進んでいない感じ。出来上がる過程を見ておきたいので進捗はあまり早くないほうがよい。

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足場は単管パイプと金具で組むのではなく、足場専用の物が使用されている。ホームセンターにも置いてあるを見かける。正面の窓は掃き出しではなく40cmほど床より高くなっている。そこに座った状態で撮影。仮設引き込み線のポールがあって今はよく見えないが遠くの町並みが望める。

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断熱材はまだ入っていない。シートはデュポンのタイベック。工務店の名入り。

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金具を固定する溝はかなり深い。溝はプレカット工場で加工、金具もプレカット工場で取り付けられた物だと思うので溝の深さは多分意図的な物。

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正面の窓の前に座って崖を望んだところ。2階部分には何も無いほうが眺めがよい。上棟の飾りから左に窓が入る。木は遠くにあるのだが木の根元が見えないためか直ぐそこに覆い被さるように見える。

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基礎パッキンは全ての箇所に入っているわけではない。
 ・土台のつなぎ目
 ・アンカーボルトの下
 ・柱の下
だけにある。それ以上入れても通気の障害になるだけ。

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2010-02-06

しばらく見に行っていなかったがかなり悲惨なことになっていた。遠くから見ると解らないのだが...近くでよく見ると

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屋根全体がこんな具合。釘の頭が何処にあるのか解らないくらいめり込んでしまっている。合板の半分くらいの厚さにめり込んでいる。こうなると強度部材として役に立たない。

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垂木を貫通して飛び出したコーススレッド。かなり距離があるので下穴空けてからじゃないと曲がるぜ。下穴自体真っ直ぐ空いてくれないのに下穴無しで直接コーススレッド使うのは絶対無理。

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こっちは釘。野地板が24mmあって釘がこれだけ飛び出していると言うことは野地板そのものを貼ったときの釘か? ってことは上棟の時の物の可能性有りだ。数えると釘とコーススレッド合わせて15本近く飛び出している。屋根を貼ってしまっているので剥がさないと抜けない。剥がした後そのサイズにぴったり合う合板があるかな? 合板は微妙にサイズが狂っているものだ。

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2010-02-14

釘やネジは抜けないって事で切断。

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切断処理した跡はよく見れば解るかなって感じの仕上がり

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補強金具が入る。見えなくなる箇所については「これでもか」ってくらいたくさん取り付けてある。

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屋根に防水。大分浮いてるけど鉄板貼るとき困らないか?

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サッシが搬入されていた。大きさの割に枠は軽い。大きなガラスを支えるだけの強度は無いと言って良い。サッシの強度はそれを固定する木枠に依存している。サッシの強度と精度はTOSTEMやYKKによって決まるのではなく施工する大工によって決まるのだ。

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2010-02-21

壁が入り始めた

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壁材はMOISS。壁には釘打ち間隔が解るように線が引いてある。耐力壁になる建材には釘打ち間隔が示されている物が多い。

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プレカットされた物がまずかったので取り外された。

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高さが合っていなかった

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形状もちょっと違う

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水切りの施工

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水切りの施工

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水切りはネズミが中に入らないようにするための物(ねずみ色の穴の空いた物がそれ)を取り付けてから施工する。この部分には必要ないがココだけ無いとかっこ悪いので取り付けてある。ネズミ除けの取付は大工の仕事。水切りは板金屋の仕事。(この写真は2/25撮影の物)

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2010-02-25

サッシが入り始める。サッシの施工順序は見た感じでは
 1.サッシの上下左右の枠(柱等)に40×50mm程度の角材を取り付ける
   角材は釘で固定
 2.枠の下側に防水紙を敷く(幅300mm程度の黒い物)
   防水紙はタッカで固定
 3.サッシを釘で固定する
   固定する本数は恐ろしく少ない
という順序

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24時間換気とレンジフード用のダクト

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こんな感じにダクトは吊ってある

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換気口の工事

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換気口はこんなので開ける。換気口の工事は電気屋さんの仕事。

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2010-02-26

壁がほぼ全て入った。

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当方も電気工事を実施中

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サッシ下の防水紙の施工状態

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2010-03-07

床が入った。床断熱材(スタイロ60mm)もはめ込んであるが見えない。床は固定しないようにしてもらった。怪しい電気工事士が工事をしたので床を固定してしまうと後から潜れなくなってしまうためだ。コボットも入っている。

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コボットの取付状態

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コボットって言うのはこんな物。太さ10mmのステンレス線で耐力壁の代わりをさせる。ダイライトやMOISSは固く脆い感じだが、これは金属なので粘るはず。粘る耐力壁と脆い耐力壁の組み合わせが適当であるのかは不明。平屋なので壁が支えているのは屋根だけ。しかも鉄板貼りなのでものすごく軽い。たとえ大きな地震があっても異種耐力壁の実験材料にはならないだろう。

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タイベックで建物全体を包む感じに施工する

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タイベックの施工状態

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タイベックの施工状態

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2010-03-14

配管工事が始まる。これは風呂場。洗い場の排水と浴槽の排水。クリーム色の配管は追い炊き管。赤いのは当然温水、水色は水道水。浴槽の排水はこの配水管にぴったり接合されない。そのため浴槽の排水をこぼさないように大きくラッパ状になっている。

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断熱材も入った。断熱材は「アクリアマット」。綿菓子状でものすごく細いガラス繊維。昔の物と違ってチクチクしない。

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洗濯機周辺。洗濯機にも温水供給可能にしてある。左は乾燥機用のガスコンセント。乾燥機用の排気ダクトはない。使うときだけ窓から蛇腹ダクトを出す。

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トイレ。左が洗面器。右がトイレの排水。トイレの給水は赤いキャップになっているが水色キャップが無かったため。ホテルじゃないのでウォシュレットは温水供給ではない。

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先週まで雨が多くてドーマーの取付が遅れた。一度組み立てた屋根をくり抜いて取り付ける。

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景色は...電柱しか見えません。ドーマー下の屋根の熱気がドーマーによってせき止められてしまう?

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外から見るとこんな感じ

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2010-03-16

屋根を切開して通気の小細工をする

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設計図というか切開図
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
tuki.pdf PDF 通気方法の図

2010-03-18

屋根の鉄板貼りが始まる。貼っているのはガルバリウム鋼板。材料費は安いが手間がかかるので屋根工事費はかえって高くなってしまう。この家は屋根->鉄板、断熱材->グラスウール、外壁->モルタル という昔から有る工法で作られる。

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2010-03-21

昨晩の台風のような強風でドーマー周辺のタイベックがちぎれ飛んだ。ここ以外に被害は無し。ビケ足場は強風にも十分耐えられるようだ。

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屋根材はこのように予め加工された物を使用する。

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軒天はあらかじめ塗装しておく。室内で乾燥中。ほぼ透明色で塗ってある。

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2010-03-29

同縁が施工される。同縁を固定しているのはN50釘。釘の位置がずれていると壁際に這わせた電線に穴が空いてしまうことになる。壁際に這わせた電線は合計4カ所有る。断熱材めくって確認しようか...

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2010-04-10

軒天が貼られた

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周囲にはイヴスベンツという物で通気性が確保されている。これを先に取り付けてから軒天を貼る。

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軒天に貼った余りかな? 一番手前は穴あきだが。それ以外は穴無し。

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2010-04-12

一番左に写っている温水配管の下から雨水が浸入してきてしまう。

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2010-04-23

浴室内部の下地が入った。隠れてしまう部分はヒノキ合板ではなくラーチ。厚さは12mm。

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水、温水配管の通り道があるので梁を欠いてある。左が給湯器。天井で分岐してシャワーと屋外水栓へ。屋外でお湯も使える。

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2010-05-10

基礎のひび割れが7~8箇所ある。一番幅の広い物で0.3~0.4mm程度。しばらく様子見。

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風呂場の工事が始まる。砂利を敷き詰めただけではない。この下にスタイロが大量に入っている。この上にコンクリートを流し込む。コンクリートが流出しないようにパッキンの隙間は発泡ウレタンスプレーで塞いである。一部発泡ウレタンスプレーでは無くスタイロで塞いである。

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ラスの貼り付けがも始まる。半透明のシートと金網が一体になったものをタッカで固定してある。ラスはそんなに重くない。この家一軒分で50kg程度か? 2人で持てる重さだった。

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こんな感じの物。昔は黒い防水シートの上に金網だけの物をタッカで固定していたような気がする。

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2010-05-11

風呂場のコンクリート打設。打設面はほぼ水平で水勾配はまだ付いていない。

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デッキ基礎のコンクリート打設。配合は基礎と全く同じ物。風呂場のコンクリートも同じ。ポンプ車は使用せずに直接生コン車から流し込む。

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気泡を抜くために木槌で叩く。雨天の作業。

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打設完了。

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2010-05-13

雨樋が付いた。半丸形の良くある形状の物。鉄製。

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上から見たところ

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乳白色の弾力性のある接着剤で固定してある。

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2010-05-14

ラスの上にモルタルを塗って更に編み目のガラス繊維のような物を塗り込んでいる。

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モルタルはこれ。水を混ぜるだけで良いみたいだ。

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2010-05-18

デッキの型枠が外れた。

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2010-05-24

雨が雨樋の裏に回り込む

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勾配がきつければ雨樋に飛び込んでくれると思うが2/10とこの屋根の勾配は緩い。

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2010-05-25

浴槽部分の水勾配が付く。コンクリートの上に乳白色の接着剤のような物を塗ってからモルタルが施工された。

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外壁モルタル塗り2回目。

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本当にモルタルか?とおもうくらい表面はすべすべ。このままというのも有りな感じ。

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2010-05-26

浴槽部分の水勾配の角度はこの程度。37/1000mm。洗い場の勾配はもっと小さくなるのでタイルを貼るときに付ける。

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2010-05-27

外壁の色をもうそろそろ決めてくれと工務店から依頼が来た。ジョリパットの色見本で検討。

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これにしよう。どんな色にも合う自衛隊色。ジョリパット-エンシェントブリック-JP-5011。ジョリパットは若干の弾力性がある。

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2010-05-31

雨樋の問題は鉄板を少し起こした。もうそろそろ梅雨入りなので結果を確認する日はたくさんある。
雨樋の位置を上げすぎると雪にやられやすくなるし。手前に引くと瓦棒葺きの棒の上を流れる雨が雨樋を飛び越してしまう。

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雪止めも付いた。アルミのアングル。

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2010-06-07

外壁色付け開始。

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これは下塗り

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ジョリパットの施工は本当にジョリジョリ音がする。

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雨水の進入経路になっていた配管穴を上に移して勾配が付けられた。これで雨水が浸入しなくなる。床下に雨水が入るととても乾燥が遅い。屋外と違って十分な換気があるとは言い難い。内部に進入した雨水の水深が2mmもあれば次回の雨降りまで乾燥しないだろう。

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2010-06-08

浴室がFRP防水された。透明かと思ったが灰色。臭気がかなりある。外壁のジョリパットもちょっと臭い。ジョリパットは2日程度で臭いが消えるが、これは2週間は臭い続けそうな勢いがある。 <-1ヶ月経っても臭ってます。

一般的なFRPの施工方法:
 1.下地の含水率が高いと「ふくれ」が発生するので水に濡れた下地に施工してはいけない
   木材なら完全乾燥している必要がある
   FRPは完全硬化すれば水に強いが硬化するまでは水に弱い
 2.無色透明のプライマーをローラーで塗る。直ぐ乾燥するらしい。
 3.主剤と硬化剤を混ぜる。量は1リットル程度。たくさん作ると塗り終わる前に硬化してしまう。
   不飽和ポリエステル樹脂というのを使う。エポキシの方が固くて強いが、エポキシは固くて割れやすい。
   外気温によって硬化剤の分量を調整する必要がある。気温が低くなるほど硬化剤を多く入れる
   取材は秤で重量を硬化剤は使い捨てのピペットで分量を量る
   混ぜると発熱しその発熱が硬化を促進するので20~30分で1リットルを使い切ること
 4.攪拌したら直ぐにローラーで下塗りをする
 5.下塗りした上に更に上塗りしガラスマットを貼り付ける
   貼り付けた上に樹脂を塗りつけマットに樹脂を含ませる
 6.樹脂を含ませたら脱泡用のローラーで気泡を抜く
 7.ガラスマットを2層にする場合は5.6.を2回やる
 8.ガラスマット層の上に更に上塗りをする
   FRPは着色も可能
   樹脂に専用の塗料を混ぜて塗る事が可能
   この写真のグレーの物は着色した物と思われる
   風呂の防水は見えなくなってしまうので着色不要であるが同じ樹脂を塗るので何処まで塗ったのか解りやすくするためと思われる
   風呂場の防水ならここでおしまい
 9.このままだとガラスマットの繊維が見えている状態なので
   ベランダの防水などは毛羽立ちをサンダーで削った後に
   灰色のトップコートを塗る

結果、樹脂層は以下のようになる。
 1.下地合板
 2.プライマー
 3.下塗り樹脂
 4.樹脂を含浸させたガラスマット
 5.上塗り樹脂(必要に応じて着色)
 6.トップコート(風呂防水では不要)

 3.4.5.の樹脂は全部同じ物

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床には砂が撒かれている。

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天井は防水されていない。そもそも天井はまだ付いていない。

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FRPにはモルタルが付かないのでトンボが取り付けてある。

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2010-06-19

材料を整理していたら使われなかった通気垂木が出てきた。上から順に材料の重なり具合を書くと
 通気垂木-高さ90mm
 野地板-厚さ24mm(室内から直接見える)
 垂木-幅45mm
の順番になっている。上の方に書いたコーススレッドの天井突抜の犯人なのだが下穴が開いていた。

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N75釘を差し込んで35mm飛び出しているので穴の深さは40mm。120mmのコーススレッドで固定しているので通気垂木とツライチにねじ込めばたとえ途中で曲がったとしても野地板から6mm突き出るだけになる。実際にはもっと出ているので下穴の深さまでコーススレッドをねじ込んでいると思われる。
まとめ
 ・強度上野地板を貫通して垂木まで届く必要が無いならねじ込みすぎ
  届く必要があるなら下穴が浅すぎ。下穴は貫通させるほど深くないとダメ
  φ4の下穴を90mm真っ直ぐ空けるのは難しいが後行程で処理するより手間は確実に小さい。
  通気垂木の下側から下穴を開ければ多少曲がっても問題ないと思われる。
 ・幅45mmの垂木上に野地板の貼り合わせ面が来る
  実際この部分での釘の突抜が顕著だったわけではないが狭い範囲に精度良く釘を打つ必要がある
  野地板を垂木に対して縦貼りでなく横貼りにすべきだった、そうすれば垂木上での接合面は半分に減らせる
 ・コーススレッドが突き抜けた(曲がった)原因
   1.釘に当たった
   2.節に当たった
   3.木目に沿って曲がった
   4.通気垂木と垂木がずれて施工された
  の4通りが考えられる。
   1は不可避
   2、3は下穴深さで対応できる可能性大。
   4なら施工ミスだが通気垂木の間に施工される断熱材はプレカットなので施工時に位置を間違える可能性はほぼゼロ。間違えると断熱材が入らない。
下穴あけはプレカット行程の作業なので、この問題は設計、プレカット、施工の全てに対策が必要であるというのが当方の結論。

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2010-07-26

風呂の天井が出来た

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釘は使わず全てコーススレッドで固定してある。イーニッサンを井桁に組んで12mmのラーチ合板を貼り付けた構造。上に乗ったら壊れないまでもかなりたわむと思う。換気装置を付けてしまうと台所のレンジフードの排気パイプが邪魔をして風呂の天井には入れない構造なので強度は必要無い。 

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2010-07-27

足場が取れた

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裏側。足場が取れると日除けが全く無くなるので明るくなるが日射で暑くなる。足場が有ったときは窓を締め切っていた方がPM2時頃までは外気温より室温が低かったのだが足場が取れたらAM9:00時点で既に外気温より室温の方が高い。

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2010-12-27

コンロにガス管が繋がった。ガス屋がガス釜設置の下見をしに来たついでにつないでいった。壁からガス管が出ている場所には円形のシールを貼るのだが見た目が悪くなるので省略。自分でシリコンコーキングで塞ぐことにする。接続経路は ガスコンロ<->ニップル<->ガス栓<->ガス管。これ以上短いニップルは無い。限界までガス管の露出を小さくした。

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2010-12-29

ガス給湯器が付いた。まだガス管や水道管は接続されていない。追い炊き管のみ接続。ガス工事は工務店ではなく直接ガス屋と契約。いわゆる分離発注。

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台所のリモコンも付いた

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給湯器の裏側

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追い炊き管と浴槽の接続。

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2011-01-25

ガス配管。色はなんとかならんのか? 屋外で分岐して給湯器とガスコンセントへ。メーターはまだ付いていない。基礎をはい上がって水切りの下に潜り込んでいるのがアース線。その奥に見えているのがガスコンセントへの配管。ガスコンセントは乾燥機用。

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2011-01-25

ガラリが届いた。塗装した物をあまり見かけないが特注色はそんなに高くない。1個プラス¥1500程度。

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ちょっと赤かった

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こちらは完全一致。直接雨がかかる部分は水切り付きのタイプを採用。水切りがないと壁に雨跡が付いてしまう。

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2011-01-30

トステムのサッシに耐火性能不足が発覚。シンフォニーという商品名の物。問題の物か否かは型番の下4桁で判別できる。引き戸は全てこれに該当。加熱すると10分程度で溶けてガラスが外れるらしい。改修するなら耐森林火災仕様で。都心と違って隣家とは距離があるが代わりに山火事を気にしなければいけないのだ。今日の湿度は室内で38% フローリングもすき間が目立ってきた。

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2011-02-10

水道工事。上水道と下水道を本管につなぎ込む。今までは宅内の上下水道埋設工事は終了しているが、本管に繋がっていない状態。

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レンジフードの取付。排気パイプの入手性などが不明だったので、これは電気屋が実施。見ていて大体要領が解った。
 1.配管は外壁(屋外に面している壁)の施工後に行う
    この時点ではレンジフードが取り付けられていない
    取り付けられたことを想定して配管する必要がある
 2.レンジフードの配管
    ・緩い登り勾配を付ける
      屋外に向かって登るようにする。レンジフード側が低くなる。
    ・スパイラル管を使用する
      スパイラル管は大きなホームセンターなら何処でも売っている
      径は通常φ150mm
    ・レンジフードとの接続部分はじゃばら管が配管しやすい
      入手性不明
    ・断熱材が必要になる
      ニチアスセラカバー等熱に耐える物 ロックウール系かな?
      これの入手性は不明。
    ・ガラリは抵抗の少ない物を選択する
    ・外壁とのすき間は気密テープで塞ぐ
      外壁に貼ったタイベックなどの透湿防水紙とスパイラル管に気密テープを貼ることになる
   24時間換気装置の配管
    ・アルミのじゃばら管を使用する。径は通常φ100
     大きなホームセンターなら何処でも売っている
    ・勾配などは付けないでよい。そもそも付けるのは困難。
    ・断熱は不要。常時ONなので断熱しても意味が無い
     OFFを多用するなら要断熱
     機密性はそんなに高くないがOFF時に外気が流入しない仕組みにはなっている
    ・外壁とのすき間は気密テープで塞ぐ
 3.購入時のポイント
    レンジフード
      ・機種毎に横排気、上方排気があるので配管前に
       機種選択する必要がある。
    24時間換気装置
      ・配管前に機種選択が必要
       複吸気口の数が機種により異なる
 4.装置の取付
    難しい所は無いが、家の完成間近に取り付けることになる。
    準備段階の配管工事は内装工事前になるため工事前半となり期間がかなり空くことがポイント。
    先に本体を購入するのが良いのだが大きいので有ると邪魔になる。
    レンジフード
      ・本体はそんなに重くないが固定用のネジは太く
       インパクトドライバーでないとねじ込めない
       (コーススレッドより太い)
       長さも60mm程度ある。下地は12mmの合板だけでは頼りない。
       石こうボードだけというのは絶対に無理       
    24時間換気装置
      ・設置ガイドは購入前に良く読む必要がある。壁を貼った後では手遅れになる事項が多い
       特に吸排気方向に注意

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レンジフードにカバーは付属していない。

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24時間換気装置。浴室換気装置と言ったほうが良い。浴室に取り付ける前提で作られている。ファンが2つ付いていてサブファンは通常トイレの排気に使う。旧型には24時間換気装置と連動させる器具用にAC100Vの出力端子があったのだが、この新型には無くなっていた。連動端子にはパイプファンを取り付ける予定だったが、それが無いことに気づいて慌てて配線を修正したあとに取り付けてもらった。

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網戸取付。網戸は窓を固定しているビスを抜いて取り付ける。施工したビスを取り外すという変な作業が必要になる。

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網戸でかすぎ。苦労して入れた枠が半分以上隠れてしまう。

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風呂場用。タイルの目地がまだ埋まってないので自分で取り付けることにした。

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吸気口。塩ビパイプにシリコンコーキングを塗って接着してある

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2011-02-13

洗濯機の排水。蛇腹ではなく塩ビ管だった。ガス管の近くに便所コオロギがいる。

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洗濯機水栓。お湯も出るタイプ。ちょっと壁から出すぎた感じ。

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シンクの排水

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トラップはこんな感じ。

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台所全体像

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洗面器と便器。便器はINAXのサティス。タンクレスなので水圧が高くないと使えない。水圧が低いときはブースターを追加することが出来るが、それでもタンク付きに比べれば高い水圧が必要になる。水道屋の話ではブースターが有効になるケースは少なく水圧が低い場合はタンク付きを買うのが無難とのこと。確かにカタログを見てもブースターによって補える水圧は僅かだ。

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洗面器を下から覗く。洗面器の高さは830mm。標準高は800mm。850mmにしようとしたら配管の長さが足りなかった。壁に直づけなので壁の厚さが24mm以上必要になる。

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かかった費用
品名 購入場所 数量 単価 解説
便器 山崎商店 1 ¥103,950 D-S414S (床排水タイプ 一般地 ブースターなし
洗面器 イークローバー 1 ¥72,299 INAX サティス洗面器 GL-A555SB(C)

風呂水栓。シャワーヘッドは邪魔なのでタイル貼りが終了してから。通常はタイル貼りが終了してから水栓を付ける。

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屋外の水栓。洗濯機用を屋外に付けた。高圧洗浄機を使用するための物なので通常の蛇口よりこちらの方が便利。凍結する可能性があるので水抜きが出来る寒冷地用。

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2011-02-17

すき間のコーキング。コーキングはそれだけを専門にしている職人がいる。

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蛇口回りのマスキング

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コーキング剤は攪拌の必要な2液タイプとホームセンターでもおなじみの1液タイプが使われていた。

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蛇口回りコーキング後

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2011-02-17

24時間換気装置取付は電気屋の作業。ブレーカを上げても動かないので原因調査。
調べたこと
 ・換気装置は1台に2回路が収められていてトイレ換気は動作する
 ・リモコンのLEDは一切点灯せず
 ・リモコンを取り外して3芯リモコンケーブルの電圧測定->どの端子間の電圧もゼロ
  マイコン回路だしLEDを使っているのでたぶんリモコンの電源電圧は約5Vになるはず。
  電圧が全部ゼロと言うことはリモコン故障ではない。
 ・ブレーカーの異常なし
そして推測
 ・主殿源接続忘れ
 ・リモコンケーブル断線
 ・リモコンケーブル接続忘れ
可能性が高そうなのはリモコンケーブルの接続わすれ。
ケーブルを引っ張ってみたら全部出てきた。ケーブルの接続は本体を外さないと作業できない。後日来てもらうことになった。

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2011-02-21

昨日の夜にガス工事が可能になった旨の連絡を入れたら午後にはガス屋が来た。メーター取付と本管との接続が行われた。ガス工事の邪魔をしていたのは仮設トイレ。

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浴室内の給湯器リモコンも付いた。

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乾燥機用のガスコンセントのパネルも取り付けられた。

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2011-02-22

ガスの開栓。鍋を置かないと点火しないので塗料缶に水を入れて鍋替わりに。2口コンロを使う家庭は少ないらしい。

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2011-02-24

引き戸が届いた。自作する予定だったのだが面倒になったので作ってもらった。自作だと入手しやすいシナベニヤで作ることになるが建具屋に注文すると材料の選択肢は広くなる。これはベイマツ。手掛けだけは自分で加工する。

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かかった費用
品名 購入場所 数量 単価 解説
木製建具 榊住建 1 ¥206,430 フラッシュドア。6枚

2011-03-01

犬走りの工事始まる。重機で少し掘ってから砂利を50~60mm敷き詰めて転圧。

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2011-03-03

大きいと割れるので3分割

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階段の造り。重量ブロックで組み立ててある。家の基礎とは繋がっていない...はずだったのだが下の方が少しくっついている。

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2011-03-03

金鏝仕上げ。生コンを流し込んでから3~4時間置いてから鏝仕上げする。コンクリート用のかんじきを履いて沈み込まない固さになっている必要がある。幅が1500mmあるので上に乗らないと奥まで鏝が届かない。

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滑らないようにする刷毛引きというのもあるが、作業台でもあるのでつるつるに。

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2011-03-06

表面がちょっと凸凹になってきた。ゴルフボール状になってきた。なぜ? コンクリートに含まれている砂利の影響だろうか。

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2011-03-12

犬走りの型枠が取れた。

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階段部分は左官仕上げ。

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階段の縁に使われた材料はこれ。これで土手を作ってモルタルで仕上げる。

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2011-07-20

ガラス取付。厚さ8mmの強化ガラス。搬入は工務店(もちろん工務店が手配したガラス屋)。80kgを超えるが2人で搬入。下から30~40センチの所に吸盤を付けて運び込んだ。取付は自分でやる。

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取り付け完了。

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内側から見る。水槽の中にいる感じ。

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特注サイズの網戸。

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サイズはぴったり。採寸はガラス屋。取付は自分でやった。採寸制度が良ければ取付は単純作業。これで工務店工事はすべて終了。

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