巨大ドリルチャック用バックプレー 作成:2005-03-27〜2005-05-02

巨大ドリルチャックを取りつけるとチャック固定用のリングががたついてしまうので、それを固定するためのプレートを作ります。がたつき防止が目的なので精度はどうでも良いのですがバックプレート作りの練習のため精度も出してみます。


素材は黒皮のSS400です。外径を大雑把にバンドソーで切り落としました。


黒皮を荒削りして全部落としたところ。


中心部分はただひたすら なかぐり して広げた。穴の直径は精度に影響する重要な部分なので精度良く仕上げた、それと端面が精度が必要な部分。それ以外の精度は重要ではない。穴の径を精度良く測定するのは案外難しい、ゲージを作って、それがきつめにはまりこむように削ってみました。


キリコもすごい量になる


いつもは外径はきれいに削れないのだが、なせかこれだけはかなりピカピカ。直径が大きいときれいに削れるのか?


バックプレートと旋盤の主軸はこんなネジで固定されている。左はそれをコピーするための素材(快削鋼)。ネジはM10。ダイスでネジを切るがダイスホルダーを作ってから制作に取りかかる。


回したまま撮影してみました。ストロボを使わないと高速回転している写真になります。620rpmで回転しています。右は見本と荒削りを完了したボルト。


仕上げ削りはストッパーを使って3つ同じサイズにします。面取りは実験で作ったチップホルダーを使います。


側面を平らにしてボルト完成


根元までネジを切れないので下穴は逃げを作ってあります。テーブルに固定してネジを切っています。M10のタップはとても力がいる。


完成。ナットは市販品。右は取りつけたところ。チャックの固定には何の役にも立っていない。