照明拡大鏡のインバーター化

安定器方式のオーツカ光学の照明拡大鏡をインバーター化しました。


オーツカ光学 照明拡大鏡SKK-Fです。\35910でした。机に取り付ける部分の上部に巨大な箱があります。中を開けてみるとほとんどがらんどうです。最近購入した物ですが今時とても旧式な設計をしています。競争相手がいないのでしょうか? 各部は丁寧に作ってありますが電気系がお粗末です。グロー管も無いため電源を入れるのにもコツがいります。インバーター化すればうんと小さくまとめることが出来そうです。


ボスシ工房製の蛍光灯インバーターAQ-LN18Sです。消費税、送料込みで¥3255でした。配線はネジ止めで半田付けも不要です。ケースへの取り付けもネジ止めではなく付属の両面テープ付きプラスチックホルダーで固定できるようになっていて、電気工作に不慣れな人でも扱えるよう配慮されています。右はインバーターを入れるケースTAKACHI アルミダイキャストケースTD8-8-4Nです。アルミ版を曲げ加工した物ではないので丈夫です。秋葉原で¥710でした。


ケースのサイズはぴったりです。


取り付け部の金具です。中央のシャフトを作り替えて新ケースが取り付けられるようにします。抜け止め加工がしてありますが必要ないので省略します。


素材のミガキ丸棒、材質はS45Cです。強度はSS400でもおつりが来るくらいですが、手持ちの丸棒で一番太い物がこれでした。


削り取ってしまう方がずっと大きく無駄ですが。新しく購入したチップ(黄色い▽の物)の試し切りもかねて削りまくってみました。


完成したキノコです。先端には鋼球を入れて回転しやすくするつもりでしたが無くても十分でした。


配線をしてケースに収めました。電源タップにスイッチがあるので、電源スイッチは省略しました。廃熱用の穴を開けましたがインバーターはほとんど発熱しないようで、少なくとも冬場であれば穴は不要です。


大きさの比較です。こんなに小さくまとまりました。


こんなふうに使ってます。インバーター化したため”ちらつき”もなくなり快適です。


チップ抵抗のハンダ付けの時に便利そうなのですが、実際やってみると大きく邪魔でコテがぶつかって使えません。